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【重要】投稿の受け付けを休止しました

 投稿者:まろくん  投稿日:2012年 2月26日(日)00時05分51秒
編集済
  こんにちは。
いつもありがとうございます。

さて、諸般の事情により、当掲示板の投稿の受け付けを全面的に休止させていただきました。
これに伴って、当掲示板の機能は「閲覧のみ」となります。
投稿の受け付けを再開する予定は、当分の間、ありません。

たいへん申し訳ありませんが、あしからずご了承下さい。
いままで、たいへんありがとうございました。

http://maroon.way-nifty.com/welfare/

 

Re: 骨導聴力検査の結果

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年10月 6日(木)17時24分3秒
  おじさん57さんへ。
迷惑な問い合わせだった、などとは思っておりません。

ただ、あのような内容は、個人差もあると思います。
低い音が聴こえない人と高い音が聴こえない人とでは、その事情も違うと思います。
つまり、一般化して答えられるようなものではなく、ひとりひとりバラバラだと考えます。
ご面倒でも、ネットにだけ頼られるのではなく、ご自分で医師などにお聞き下さい。

私も、答えがひとつに定まらないような性質のものに対しては、お答えいたしかねます。
ご理解いただけましたら幸いです。
_
 

骨導聴力検査の結果

 投稿者:おじさん57  投稿日:2011年10月 6日(木)13時43分53秒
  ご迷惑な問い合わせで申し訳ありませんでした。

先週、定期検査の時に聞いてみました。
検査担当してくれた(臨床検査技師と思われる)方の話で骨導検査の時、特に低音db値が悪い人(私個人)は、音なのか振動なのかの判断は困難かも知れませんとの意見でした。音としては気道、骨導も同じ様に検査している、骨導は直接人体(骨)に接触させ音を発信しているが私の場合、低音は音ではなく振動として感知している。

以上の回答でした。

 

人工内耳について

 投稿者:たきよし  投稿日:2011年 8月15日(月)17時25分29秒
  いつもありがとうございます。
某大学病院へ受診したところ、人工内耳を勧められました。
なんでも普通の会話ならほぼ聞き取れるまで会話が出来る人もいるとの事でしたが、全然効果がない人もいるようです。
それでもし仮に人工内耳で普通の会話ならほぼ聞き取れるまで会話が出来るようになった場合
障害年金を請求する際に医師の診断書にも同様な事を書かれたら、これはほぼ申請は通らないのでしょうか?
ご回答をどうか宜しくお願いいたします。
 

骨導聴力検査の音について。

 投稿者:おじさん57メール  投稿日:2011年 8月 9日(火)14時41分12秒
  こんにちは。

親戚より骨導聴力検査の事で聞かれましたが私も分からず、まろくんさんへの問い合わせです。

何十回も検査していますが骨導聴力検査の時、発生している音は純音聴力検査の時と同じでしょうか?

低音(125、250Hz)になれば、なるほど音ではなく振動だけになるため、音なのか検査器(ヘッドフォン)自体が振動しているのではないかと思っています。検査する方には音は聞こえませんが振動のみと伝えますが。

低音の時は気持ち悪い、くすぐったい様な感じです、健康な時には骨導聴力検査などした事もなく実際はどうなのでしょうか。
感音性難聴で低音の聞こえが(80、90、100db)の方は同じような感覚なのでしょうか。



 

【障害年金認定基準】意見公募(知的障害・発達障害)

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 4月21日(木)22時05分39秒
  国民年金・厚生年金保険障害認定基準の一部改正(案)
パブリックコメント(意見募集)

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495110022&Mode=0

※ 上記URLに、改正案全文や意見募集要項などが用意されている(PDF)

● 意見募集中

案の公示日:2011年4月8日(金)
意見・情報受付開始日:2011年4月8日(金)
意見・情報受付締切日:2011年5月11日(水)

● 目的

精神の障害の認定基準および診断書様式の改正(主に知的障害・発達障害

● 改正の経緯

障害基礎年金、障害厚生年金及び障害手当金の障害の程度の認定については、「国民年金・厚生年金保険障害認定基準」(昭和61年3月31日庁保発第15号、平成22年10月13日年発1013第1号一部改正。以下「障害認定基準」という)により取り扱われている。
障害認定基準の精神の障害のうち、(1)「知的障害」については、日常生活能力のとらえ方など、より詳細な認定要領や診断書様式の変更を求められていること、(2)これまで知的障害に準じて認定を行なってきた「発達障害」については、新たに認定要領の項目を設ける必要が生じたことから、平成23年1月から3回に亘って「障害年金の認定(知的障害等)に関する専門家会合」を開催し、知的障害・発達障害に関する専門家による議論等を行なってきた。
これを踏まえ、改正を行なうものとする。

● 一部改正案の概要

【知的障害の障害認定基準】

 日常生活における困難度を具体的に判断できるよう、「食事や身のまわりのこと」および「会話による意思の疎通」など日常生活における制約について、障害等級の各等級に相当する障害の状態の例示に加える。
 日常生活能力を判定するにあたり、就労することをもって直ちに日常生活能力が向上したものととらえず、その状況等を十分確認した上で判断するように整理する。

【発達障害の障害認定基準】

 発達障害について、発達障害者支援法と同様の定義付けをするとともに、発達障害の特性を考慮し、認定上の留意事項を設ける。
 日常生活における困難度を具体的に判断できるよう、「社会性やコミュニケーション能力」および「社会行動」など日常生活における制約について、障害等級の各等級に相当する障害の状態を例示する。
 日常生活能力の判定を、就労することをもって直ちに日常生活能力が向上したものととらえず、その状況等を十分確認した上で判断するように記載する。

【診断書様式の改定】

 「現在の病状又は状態像」欄に発達障害関連症状の項目を設ける。
 障害等級の各等級に相当する障害の状態を判断しやすくするため、「日常生活能力の判定」欄に説明書きを加え、また、「日常生活能力の程度」欄を「精神障害」と「知的障害」に分けた上で、日常生活の程度について具体的な説明を加える。
 就労状況を十分に確認するため、「現症時の就労状況」欄を設ける。

【根拠条文】

国民年金法施行令第4条の6
国民年金法施行令別表
厚生年金保険法施行令第3条の8及び第3条の9
厚生年金保険法施行令別表第1及び第2

【施行予定日】
2011年(平成23年)9月
 

参考になります ― ブログ「みみ屋の診察室から」(萩野耳鼻咽喉科)

 投稿者:おじさん57メール  投稿日:2011年 4月18日(月)00時40分52秒
  (一部編集済)

お世話になっています。
まろくんさんの回答、少しでも習得する様に心がけています。

「語音明瞭度検査について(おまけ)」の「みみ屋の診察室から」は私も以前より興味深く読んでいます。
実際は専門的で、素人の私には多くの「?」もありますが。

・突発性難聴は病名ではない
・突発性難聴の治療って「再生医療」でしょうか?
・機能性難聴の言葉
・難聴:Wikipedia に誤りが多いので編集を始める
・補聴器、インフルエンザ、診療点数、花粉症などなど

自分の事ですが、東日本大震災以降、地震ではない時もちょっとした動作の時に揺れている感じがあり、時々辛い状態になります。
一般の方でもこの様に感じている人も多い、と聞きました。
 

語音明瞭度検査について(おまけ)

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 4月16日(土)22時47分54秒
  語音明瞭度検査に関するおまけです。
身体障害者福祉法指定医師を務めている耳鼻咽喉科医師自らが書いている、非常に内容が詳しいブログがあります。
かなり専門的なのでとまどうこともあるかとは思いますが、たいへん役に立つでしょう。
以下のとおりです。

==========

ブログ「みみ屋の診察室から」(萩野耳鼻咽喉科)
http://mimiyamed.exblog.jp/

・語音明瞭度検査の実際
 http://mimiyamed.exblog.jp/11552947/

・身体障害者福祉法の聴覚障害の等級と語音検査に関して
 http://mimiyamed.exblog.jp/11530806/

<ブログの管理人>
 萩野耳鼻咽喉科気管食道科医院 院長:萩野 尚
 横浜市神奈川区六角橋1-9-20(電話:045-432-3251)

<旧ブログ>
 http://blog.goo.ne.jp/mimiyamedical

 

語音明瞭度検査について(まとめ)

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 4月16日(土)22時39分52秒
 

ということで、たいへん長くなってしまいましたが、いよいよ語音明瞭度検査に関するまとめです。
身体障害認定基準・認定要領では、次のとおり定められています。通達(後述)の1つです。

身体障害者障害程度等級表の解説(身体障害認定基準)について
(平成15年1月10日 障発第0110001号 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長通知

二 聴覚又は平衡機能の障害
1 聴覚障害
 (1)聴力測定には純音による方法と言語による方法とがあるが、聴力障害を表すにはオージオメータによる方法を主体とする
(2)聴力測定は、補聴器を装着しない状態で行う。
(3)検査は防音室で行うことを原則とする。
(4)純音オージオメータ検査
ア 純音オージオメータはJIS規格を用いる。
イ 聴力レベルは会話音域の平均聴力レベルとし、周波数500、1,000、2,000ヘルツの純音に対する聴力レベル(dB値)をそれぞれa、b、cとした場合、次の算式により算定した数値とする。
(a+2b+c)/4
周波数500、1,000、2,000ヘルツの純音のうち、いずれか1又は2において100dBの音が聴取できない場合【注:スケールアウト】は、当該部分のdBを105dBとし、上記算式を計上し、聴力レベルを算定する。
なお、前述の検査方法にて短期間中に数回聴力測定を行った場合は、最小の聴力レベル(dB値)【注:最も聴こえが良かったときの状態のdB値】をもって被検査者の聴力レベルとする。
(5)言語による検査
ア 語音明瞭度の検査語は、次に定める語集【注:語音明瞭度検査語集】による。検査に当たっては、通常の会話音の強さでマイク又は録音機により発声し、その音量を適度に調節し、被検査者に最も適した状態で行う。
検査語はその配列を適宜変更しながら2秒から3秒に1語の割合で発声し、それを被検査者に書きとらせ、その結果、正答した語数を検査語の総数で除して、求められた値を普通話声の最良の語音明瞭度とする
イ 聴取距離測定の検査語は良聴単語を用いる。大声又は話声にて発声し、遠方より次第に接近し、正しく聴こえた距離をその被検査者の聴取距離とする。
ウ 両検査とも詐病には十分注意すべきである

診断書様式等も、この通達の中で細かく定められています。
また、身体障害者福祉法指定医師に関しては、また別の通達で定められています。

要するに、準則のようなガイドラインの役割を果たしているのが、通達です。
厚生労働省の担当部局長や課・係長名で出され、実際の運用におけるモデル例を示します。
その通達を元にして、各都道府県はさらに細かく細則を定め、それが実際の運用の根拠になります。

したがって、各都道府県での運用はガイドライン(通達)を大きく逸脱することはありませんが、診断書様式が微妙に違っていたり、認定の厳しさに差が生じたりもします。
但し、通達で定められている「診断書等に記すべきこと」が守られなければならないのは、言うまでもありません。

ですから、もし、通達で定められている記載内容が各都道府県の診断書では漏れていたとしたら、各都道府県の診断書で「書き足す」ことが必要です。
実際、私の場合も、語音明瞭度検査のパーセント値を左右別々に記す欄はありませんでした。
しかし、語音明瞭度を示さなければならないことは明白ですから、きちんと測定してもらい、診断書にも書き足してもらいましたよ。
言い替えると、障害者本人も医師もこういうことを知りませんし、役所もきちんと説明しないので、きわめて漏れが生じやすい箇所になるかもしれません。

いずれにしても、法律だけではなく、政令(施行令)、厚生労働省令(施行規則)、各通達と調べ上げて初めて、実際の運用がどうなっているのかが見えてきます
例えば、第1種・第2種という区別もありますが、これは、JR運賃割引に関する別の通達に基づきます。
要は、あらゆることを調べ上げないと、身体障害者手帳のほんとうの意味が見えてこないわけですね。

正直、専門職でもたいへんしんどい、というのが正直なところです。
けれども、知っている・知っていないの差は、障害者本人にとっても大きく響いてきます
ですから、風説などに惑わされることなく、きちんと法令や通達に基づいて理解してゆくようにしましょう。
 

 

語音明瞭度検査について(3)

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 4月16日(土)22時00分6秒
 

たきよしさん、こんにちは。
ということで、次に「厚生労働省令って何なの?」と考えます。

厚生労働省令というのは、身体障害者福祉法施行規則のこと。
ここで、やっと等級表が出てきます。以下のとおりです。

身体障害者福祉法施行規則(昭和25年4月6日 厚生省令第15号)
<最終改正:平成21年12月24日 厚生労働省令第157号>
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25F03601000015.html

(抜粋)

第五条
身体障害者手帳に記載すべき事項は、次のとおりとする。
一  身体障害者の氏名、本籍、現住所及び生年月日
二  障害名及び障害の級別
三  補装具の交付又は修理に関する事項
四  身体障害者が十五才未満の児童であるときは、その保護者の氏名、続柄及び現住所


身体障害者手帳の様式は、別表第四号のとおりとする。


第一項の障害の級別は、別表第五号のとおりとする。

別表第五号(第五条関係)
身体障害者障害程度等級表

聴覚又は平衡機能の障害

<聴覚障害>

二級
両耳の聴力レベルがそれぞれ一〇〇デシベル以上のもの(両耳全ろう)

三級
両耳の聴力レベルが九〇デシベル以上のもの(耳介に接しなければ大声語を理解し得ないもの)

四級
1 両耳の聴力レベルが八〇デシベル以上のもの(耳介に接しなければ話声語を理解し得ないもの)
2 両耳による普通話声の最良の語音明瞭度が五〇パーセント以下のもの

六級
1 両耳の聴力レベルが七〇デシベル以上のもの(四〇センチメートル以上の距離で発声された会話語を理解し得ないもの)
2 一側耳の聴力レベルが九〇デシベル以上、他側耳の聴力レベルが五〇デシベル以上のもの

但し、ここでもなお、具体的な障害認定の方法は何ひとつ出てきませんよね。
で、それを定めるのが、厚生労働省が部局長名や課長名で出している通知(通達)
身体障害認定基準・認定要領というもので、具体的な障害認定の方法のガイドラインです。
 

 

語音明瞭度検査について(2)

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 4月16日(土)21時36分10秒
 

たきよしさん、こんにちは。
前の(1)を読んで、おそらく、以下のような疑問がわき上がったことと思います。

「政令って?」
「政令で定める障害って何のこと?」
「等級表はないの?」
 
これらは、実は、身体障害者福祉法の中には記されていません
つまり、身体障害者福祉法というのは、法別表で身体障害の範囲を大ざっぱに定めただけです。

しかし、言い替えると、暗に「その範囲にあてはまることを証明できる医師の診断書等が必要である」ということを示しています
だからこそ、法別表でいっている語音明瞭度のパーセント値を明らかにするためには、語音明瞭度検査が必要ですし、また、その方法がどこかに定められなければいけません

そこでまず、政令で以下のように定めています
身体障害者福祉法施行令というのが政令です。

身体障害者福祉法施行令(昭和25年4月5日 政令第78号)
<最終改正:平成21年12月24日 政令第298号>
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25SE078.html

(抜粋)

第二十九条
この政令に定めるもののほか、身体障害者更生相談所、身体障害者手帳及び身体障害者社会参加支援施設について必要な事項は、厚生労働省令で定める

第三十六条
法別表第五号に規定する政令で定める障害は、次に掲げる機能の障害とする。
一 ぼうこう又は直腸の機能
二 小腸の機能
三 ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能
四 肝臓の機能

要するに、「内部障害についてはこの政令で定めたけれども、さらに細かいこと(等級表など)は厚生労働省令で定めますよ」と言っています。
 

 

語音明瞭度検査について(1)

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 4月16日(土)21時14分50秒
 

たきよしさん、こんにちは。
ご質問の語音明瞭度検査についてですが、「最近になって追加された」どころか、昭和24年12月26日に身体障害者福祉法が成立した当時から決まっていますよ。
以下のような定めがあるからです。

身体障害者福祉法(昭和24年12月26日法律第283号)
<最終改正:平成22年12月10日法律第71号>
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S24/S24HO283.html

(抜粋)

第四条
この法律において、「身体障害者」とは別表に掲げる身体上の障害がある十八歳以上の者であつて、都道府県知事から身体障害者手帳の交付を受けたものをいう。

第十五条
身体に障害のある者は、都道府県知事の定める医師の診断書を添えて、その居住地(居住地を有しないときは、その現在地)の都道府県知事に身体障害者手帳の交付を申請することができる。
ただし、本人が十五歳に満たないときは、その保護者(親権を行う者及び後見人をいう。ただし、児童福祉法(昭和二十二年法律第百六十四号)第二十七条第一項第三号又は第二十七条の二の規定により里親に委託され、又は児童福祉施設に入所した児童については、当該里親又は児童福祉施設の長とする。以下同じ。)が代わつて申請するものとする。


身体に障害のある十五歳未満の者につき、その保護者が身体障害者手帳の交付を受けた場合において、本人が満十五歳に達したとき、又は本人が満十五歳に達する以前にその保護者が保護者でなくなつたときは、身体障害者手帳の交付を受けた保護者は、すみやかにこれを本人又は新たな保護者に引き渡さなければならない

10
前各項に定めるものの外、身体障害者手帳に関し必要な事項は、政令で定める


別表(第四条、第十五条、第十六条関係)

一 次に掲げる視覚障害で、永続するもの
1 両眼の視力(万国式試視力表によつて測つたものをいい、屈折異常がある者については、矯正視力について測つたものをいう。以下同じ。)がそれぞれ〇・一以下のもの
2 一眼の視力が〇・〇二以下、他眼の視力が〇・六以下のもの
3 両眼の視野がそれぞれ一〇度以内のもの
4 両眼による視野の二分の一以上が欠けているもの

二 次に掲げる聴覚又は平衡機能の障害で、永続するもの
1 両耳の聴力レベルがそれぞれ七〇デシベル以上のもの
2 一耳の聴力レベルが九〇デシベル以上、他耳の聴力レベルが五〇デシベル以上のもの
3 両耳による普通話声の最良の語音明瞭度が五〇パーセント以下のもの
4 平衡機能の著しい障害

三 次に掲げる音声機能、言語機能又はそしやく機能の障害
1 音声機能、言語機能又はそしやく機能の喪失
2 音声機能、言語機能又はそしやく機能の著しい障害で、永続するもの

四 次に掲げる肢体不自由
1 一上肢、一下肢又は体幹の機能の著しい障害で、永続するもの
2 一上肢のおや指を指骨間関節以上で欠くもの又はひとさし指を含めて一上肢の二指以上をそれぞれ第一指骨間関節以上で欠くもの
3 一下肢をリスフラン関節以上で欠くもの
4 両下肢のすべての指を欠くもの
5 一上肢のおや指の機能の著しい障害又はひとさし指を含めて一上肢の三指以上の機能の著しい障害で、永続するもの
6 1から5までに掲げるもののほか、その程度が1から5までに掲げる障害の程度以上であると認められる障害

五 心臓、じん臓又は呼吸器の機能の障害その他政令で定める障害で、永続し、かつ、日常生活が著しい制限を受ける程度であると認められるもの
 

 

語音明瞭度検査について

 投稿者:たきよし  投稿日:2011年 4月13日(水)18時59分8秒
  私の知り合いで、両耳とも50dB程度なのに手帳を持ってる人がいて
ちょっとおかしいなと思っておりました。
それはさておき私も若い頃は手帳を持てないレベルの難聴でしたので(今は余裕で取れるレベル)
障害者枠で就職する為に、なんとかして手帳を取れないものか四苦八苦した物でした。
その当時の聴覚障害等級を記憶しておりますが、確か「両耳とも最良語音明瞭度が50%以下」とかの記載はなかったように思います。
私が手帳取得した時の医師の診断書のコピーが手元にありますが、語音明瞭度検査を記載する項目はありません。
語音明瞭度検査は最近になって追加されたのでしょうか?
 

Re: 聴覚障害認定

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 4月12日(火)01時33分37秒
編集済
  (基準通達等を読み違えて回答してしまったので、訂正します。)
(取消線で抹消した箇所を除いて読んで下さい。また、赤字箇所は追加記載です。)

ぽんさん、こんにちは。
聴覚障害(身体障害者手帳)の認定では、純音聴力検査(音の聴き取りの検査)のdB値が
最低限、両耳とも70dB以上でなければ、原則として認定されることはありません。

両耳とも70dB以上ならば6級。
同じく80dB以上で4級、90dB以上で3級、100dB以上で2級となります。

但し、dB値だけ見ると6級でも、言葉の聴き取りの検査(語音明瞭度検査)もした結果
両耳とも最良語音明瞭度が50%以下の成績ならば、4級に認定される場合があります。
(語音明瞭度検査を行なうことが条件)

最良語音明瞭度とは、正しい単語が聴き取れた割合のことです。

したがって、両耳とも70dB以上であることが条件ですが、
言葉の聴き取りの検査の結果によっては、上位(6級 ⇒ 4級)4級になることがあります。

そのため、70dB以上~90dB未満の人は、言葉の聴き取りの度合いを示すために、
必ず、「言葉の聴き取りが何々という病気のためで悪い」と医師に明記してもらった上で
語音明瞭度検査を受け、オージオグラム(聴こえの折れ線グラフ)やdB値だけではなく、
語音明瞭度検査の%値(右・左)を記入してもらうことが必要です。
最大限4級に認定される可能性を開くため)

なお、語音明瞭度検査だけで認定する、ということはなく、dB値をまず先に見ます。
聴覚障害の種類(感音性・伝音性・混合性)や経過、通常の話声領域の各HzのdB値、
その他、学業や職業上での困難度等も総合的に考慮した上で、慎重に認定されます。

言い替えれば、医師意見書・診断書にこのようなことをできるだけ細かく記してもらう、
ということがコツで、はしかの後遺症による内耳性の感音性難聴の疑いがあることや、
言葉の聴き取りの悪さや補聴器の適合性の悪さ(いずれも感音性難聴の特徴です)を
しっかりと記してもらうようにして下さい。

これは、詐病(聴き取れないふりをすること)が紛れ込む可能性が多いからです。
そのため、必ずしも4級に認定されるとは限りません。
基準は同じではあっても、どうしても都道府県ごとに認定の厳しさが異なるためです。

ただ、言葉の聴き取りの状態が悪い以上、語音明瞭度検査を受けて、
認定され得る可能性を開いたほうが良いと思います。
(繰り返しますが、慎重を期した結果認定されない場合もある、ということは承知して下さい)

したがって、両耳とも70dBに満たないとき、
あるいは、両耳とも最良語音明瞭度が50%以下ではないときは、
残念ながら「認定外」となります。
納得できないかもしれませんが、現行の基準がそうなっているのでしかたがありません。
 

聴覚障害認定

 投稿者:ぽん  投稿日:2011年 4月11日(月)19時48分57秒
  こんにちは 聴覚障害認定の事で質問があります。幼稚園のころに はしかで高熱が続き両耳が難聴になり 就職活動時期には 大学病院で補聴器を薦められ購入しましたが 長時間付けると頭が痛くなるので付けなくなってしまいました 仕事は電話 受付など聴力を必要としない仕事を選んできましたが 選んでいられない年齢(44歳)となり 以前から周りに手帳交付をしてもらったら?と言われていたので 市役所認定の病院にいき 検査してきました 結果は両耳70dbに満たしていないので 駄目だと言われました。 でも 検査は音だけですよね? 実際 音は聞こえても言葉として理解できない事が多いのです。 マスクして話したり 暗闇で話したり 後ろから話されたりと 直接口が見えないと言葉として聞き取れないことが多く 直接本人の口元まで行かないと聞こえないこともしばしばです  ですが 音だけの検査で70db満たしていないと無理というのはどうなんでしょうか? やはり規定値に達していないと 申請は難しいでしょうか?  

ありがとうございます

 投稿者:たきよし  投稿日:2011年 3月24日(木)11時06分25秒
  風説に惑わされず、しっかりとやって行きたいと思います。
本当にありがとうございました。
 

障害年金の次回提出診断書の回答、ありがとうございます。

 投稿者:おじさん57メール  投稿日:2011年 3月23日(水)20時54分48秒
  細かい項目まで記載して頂き、ありがとうございました。
まろくんさんの、
「新規裁定および額改定請求のときに、既に初診時などの状況は示されていますよね」
「割愛項目があり障害の状況を確認する」で納得できました。

たきよしさんへ。
私も平成20年より難聴になり、障害年金裁定請求時から、「福祉なんでも談話室」でまろくんさんに長い期間お世話になっています。
各サイトを検索すると、どれが本当の回答なのか質問者は困惑し、閲覧している方にも影響を与えてしまいます。
障害者手帳の「身体障害者診断書・意見書」と障害年金裁定請求の「診断書」。
この二つは別個のものですが、混同している回答が多々見受けられます。

例えば、身体障害者手帳診断書・意見書(聴覚)。

総合所見:
(将来認定 要・不要(再認定の時期 年 月)
下段:
身体障害者福祉法第15条第3項の意見(障害程度等級についても参考意見を記入)
障害の程度は身体障害者福祉法別表に掲げる障害に
・該当する(  級相当)
・該当しない
などの記入項目があります。
各自が確認しなければならないと思います。

まろくんさんへ。
更に注意点などがあればお願いします。
今後も宜しくお願いします。

★ 【管理者注】一部編集済
 

たきよしさんへ(障害年金[聴覚]の請求)

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 3月22日(火)16時34分44秒
  たきよしさん、こんにちは。
結論から先に書きますが、書かれていたことは言葉不足の点が多く、そのままそっくり当てはまるわけではありません。

以下、段階を追って詳しく説明しますが、まず初めに、次のファイルをダウンロードして下さい。
非常に重要かつ貴重なもので、お手元に置いておくとたいへん役に立ちます。
このファイルに記されている内容に沿って、説明させていただきますね。

国民年金・厚生年金保険障害認定基準(全文/約3MB)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000010opz-att/2r98520000010v5d.pdf

さて。
障害の状態は、国民年金法施行令別表と厚生年金保険法施行令別表第1・別表第2で、まず最初に漠然と規定されており、それぞれ以下のとおりとなっています。
これらの状態であることが基本です(ファイルの8ページ目)。

1級
他人の介助を受けなければ、ほとんど自分の用を為すことができない程度
(聴覚障害100dB以上だと現実にこのとおり[手話通訳や要約筆記等の介助が必須]ですから、まさにこのような状態だと言えます。)

2級
必ずしも他人の助けを借りる必要はないが、日常生活は極めて困難で、労働による収入を得られないことが多い程度
(補聴器などを用いても困難が多く、職に就けなかったりすることも多々ありますから、これもまさにそうですね。)

3級
労働が著しい制約を受けるか、又は労働に著しい制限を加えることを必要とする程度
(十分な配慮と理解がなければ仕事の遂行はたいへんむずかしい、という状態で、これも現実にそのとおりですね。)

要は、これらの「基本」に合うような内容が、より具体的に障害年金用診断書(「意見書」ではありません!)に書かれないとダメ、というのが真相です。
サイトに書かれていたような字句をそっくりそのまま書かなければならない、ということではないのです。

これは、障害年金用診断書の「現症時の日常生活活動能力及び労働能力」欄に記すことになっています。
実際の生活や仕事の中でどういうことに困っているのか、どういうサポートがあれば日常生活を送れるのか・仕事ができるのか、あるいは、これこれこういうサポートが行なわれても日常生活を十分に送れず仕事もできないのか‥‥などなどを、医師から特に具体的に記してもらいます。
ポイントは「他人の助けを借りる必要があるかないか」「労働に支障があるかないか」なので、この2点に関することを漏らさないで書かないとダメですよ、というのがほんとうのところです。

その上で、より具体的な基準(等級区分)がくっきりとdB値で示されていますから、要は、そちらの「具体的な基準」をこそ重視してゆくのが肝要です。
上のファイルで言いますと、14ページ目です。
2級の定義が非常に曖昧な書き方になっていますが、あわてずに15ページ目を見て下さい。
何と、「日常生活に著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度」の定義がはっきりと示されていることがわかります。
「両耳とも80dB以上、かつ、両耳とも最良語音明瞭度30%以下」と書かれていますよね。

実は、これが答えです。
ここまで見なければわかりませんよ、ということ。結局は、dB値や最良語音明瞭度の数字次第なのです。

障害年金関係のサイトの場合、特にクチコミ系のところだと、こういうことをきちんと調べないで書いているサイトがたいへん多いので、書かれている内容を鵜呑みにしたりすることなく、きちんと厚生労働省などから出ている通達や法令(上のファイルも、れっきとした厚生労働省通達です)にあたって下さい。
なぜなら、通達や法令を根拠にしているわけですからね。

クチコミなどを鵜呑みにした場合、最悪の場合には自分の権利を失いかねないことすらあります。
これは、「もう受けられないんだ!」と思い込んでしまったりするためです。十分に注意していただきたいと思います。
 

おじさん57さんへ(障害年金の次回提出診断書)

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 3月22日(火)15時34分16秒
  おじさん57さん、こんにちは。
ご質問の件ですが、次回診断書提出年月のときの診断書様式とは、下記のブログ記事で触れたものですね。

http://maroon.way-nifty.com/welfare/2004/12/post_565a.html

ブログでは国民年金用(障害基礎年金用)のものをお示ししていますが、厚生年金保険(障害厚生年金)でも同様です。
現在は、ともに「障害状況確認届(年金用診断書)」と言います。

障害状況確認届は、その障害ごとに様式番号が決まっています。
そして、その様式番号は、以下のように、年金証書で示される「診断書の種類」の番号とも連動しています。
なお、新規裁定や額改定請求のときなどに使われる診断書と、様式番号は共通です。
(「診断書の種類」の番号のうち、「3」は欠番になっています。)

様式第120号の1 眼の障害用
 ・年金証書の「診断書の種類」欄の数字 ‥‥ 「5」

様式第120号の2 聴覚、鼻腔機能、平衡機能、そしゃく・嚥下機能、言語機能の障害用
 ・年金証書の「診断書の種類」欄の数字 ‥‥ 「4」

様式第120号の3 肢体の障害用
 ・年金証書の「診断書の種類」欄の数字 ‥‥ 「6」

様式第120号の4 精神の障害用(知的障害、てんかんを含む)
 ・年金証書の「診断書の種類」欄の数字 ‥‥ 「7」

様式第120号の5 呼吸器疾患の障害用
 ・年金証書の「診断書の種類」欄の数字 ‥‥ 「2」

様式第120号の6-(1) 循環器疾患の障害用(心疾患、血管・弁疾患、悪性高血圧)
 ・年金証書の「診断書の種類」欄の数字 ‥‥ 「8」

様式第120号の6-(2) 腎疾患、肝疾患、糖尿病の障害用
 ・年金証書の「診断書の種類」欄の数字 ‥‥ 「8」

様式第120号の7 血液、造血器、その他の障害用(悪性新生物(がん)を含む)
 ・年金証書の「診断書の種類」欄の数字 ‥‥ 「9」

診断書提出不要 ‥‥ 永久固定
 ・年金証書の「診断書の種類」欄の数字 ‥‥ 「1」

それぞれの様式は、障害状況確認届(次回診断書提出年月のとき)とそれ以外とでは、微妙に記載項目が異なります。
様式番号は同じでも記載項目が異なる、という意です。
例えば、様式第120号の2(聴覚障害)であれば、以下のとおりです。

<障害状況確認届>
(*)氏名・生年月日・年齢・性別
(*)住所
(1)傷病名
(2)最近1年間の治療の内容、期間、経過、その他参考となる事項(診療回数[年間XX回、月平均XX回]、手術歴)
(3)障害の状態(平成XX年XX月XX日現症) ‥‥ 聴力レベル、最良語音明瞭度、オージオグラム、語音明瞭度曲線
(4)現症時の日常生活活動能力及び労働能力
(5)予後
(6)備考

<新規裁定のときなど>(※ 英数字は「障害状況確認届」との対応)
(*)氏名・生年月日・年齢・性別
(*)住所
(一)障害の原因となった傷病名 ⇒(1)
(二)傷病の発生年月日
(三)(一)のため初めて医師の診療を受けた日
(四)傷病の原因又は誘因
(五)既存障害
(六)既往症
(七)傷病が治った(症状が固定して治療の効果が期待できない状態を含む)かどうか
(八)診断書作成医療機関における初診時所見(初診日 ‥‥ XX年XX月XX日)
(九)現在までの治療の内容、期間、経過、その他参考となる事項 ⇒(2)
(十)障害の状態(平成XX年XX月XX日現症) ‥‥ 聴力レベル、最良語音明瞭度、オージオグラム、語音明瞭度曲線 ⇒(3)
(十一)現症時の日常生活活動能力及び労働能力 ⇒(4)
(十二)予後 ⇒(5)
(十三)備考 ⇒(6)

新規裁定および額改定請求のときに、既に初診時などの状況は示されていますよね。
上記(二)~(八)のとおりです。
これらの項目によって裁定がなされ、新しく年金の支給が決まった(額改定を含む)わけで、次回診断書の提出によっても、その元々の障害の初診時の状況が変わるものではありません。
言い替えると、わざわざ初診時の状況を述べる必要はもう存在せず、そのために(二)~(八)に相当する項目は、障害状況確認届では割愛されています。
様式番号は同じではあっても、障害状況確認届のときには割愛される項目がある、ということになります。
文字どおり、そのときの障害の状況を確認し、年金の等級を上げるか下げるかを見るだけだからです。

おじさん57さんの場合には、額改定請求が済んでいますね。
額改定請求が認められた結果として、年金決定通知書・支給額変更通知書が届けられたはずです。
(注:旧・社会保険庁時代は「裁定通知書・支給額変更通知書」という言い方をしていました)

このとき、次回診断書提出年月は、年金決定通知書・支給額変更通知書で示された年月にしたがいます。
額改定請求が通ったときは、当初の年金証書で示されている年月ではなく、年金決定通知書・支給額変更通知書に示された年月になりますので、この点は十分にお気をつけ下さい。
 

障害年金請求するにあたって

 投稿者:たきよし  投稿日:2011年 3月11日(金)22時12分49秒
  いつも懇親丁寧なご回答をして頂きありがとうございます。
あるサイトに
聴覚障害の場合、『日常生活に著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの』と医師が意見書に書かないと、まず通りません。加えて『労務不能若しくは労働に著しい制約を受ける』と医師が記載しないと2級は通りません。
などと書かれてありましたが、本当なのでしょうか?
ご回答をよろしくお願いいたします。

 

障害年金次回診断書(聴覚)の記入項目

 投稿者:おじさん57メール  投稿日:2011年 3月11日(金)14時38分28秒
  いつもお世話になりありがとうございます。

障害年金、次回診断書提出について質問です。(転居の予定あり)
去年9月に「障害給付 額改定請求書」と診断書(様式第120号の2)A総合病院受診を年金機構へ提出しました。

次回診断書提出日は平成25年7月ですが、この時の診断書も様式第120号の2でしょうか、それとも違う書式でしょうか。

同じ診断書の場合、転居後にB耳鼻咽喉科受診時に診断書項目
①障害の原因となった傷病名
②傷病の発生年月日
③①のため初めて医師の診療を受けた日

⑨現在までの内容、期間、経過、その他参考となる事項
などの記入が必要になります。

以前まろくんさんの更新した時の記事があり確か様式第120号の2ではなかったと記憶しています。(先生が間違って数値を記入し直ぐに訂正してもらった)
B耳鼻咽喉科受診で更新する診断書項目の記入ができれば良いのですが。

宜しくお願いします。



 

医療関係新聞記事について

 投稿者:おじさん57メール  投稿日:2011年 3月10日(木)17時08分58秒
  こんにちは。
参照先URL記事はカラーの図で見易く、ありがとうございました。

どうしても自分が中途難聴のため難聴記事ばかりが気になってしまい、他の医療、福祉等にも関心を持たなければと思います。

各新聞社でも得意分野があり相当違う扱いになるのは残念ですが、新聞記事は読む側には相当影響もあり参考にする方も多いと思います。一過性で簡単に終了する事なく現在この様な途中経過である、この問題はこうなった、などが障害者としての意見です。紙面も限られるので一日一日の記事で一杯になってしまいますが。

まろくんさんの家では「毎日新聞」との事ですが実家(同じ県内)の兄夫婦も毎日新聞で年金と医療関係の新聞記事をスクラップにしているので実家へ行った時に比較してみます。

ありがとうございました。


 

再生医療/突発性難聴の聴力回復

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 3月 8日(火)21時49分36秒
  おじさん57さん、記事のご紹介をありがとうございます。
読売新聞は、昔から医療関係の記事に強いんですよね。

わが家では毎日新聞を購読していますが、こちらは障害福祉と年金に強いですよ。
いま、運用3号の問題(興味がおありでしたら、ぜひ調べてみて下さい)を、他の新聞と比べてもより熱心に取り上げています。
ちなみに、つい先ごろの改正障害者自立支援法や障害年金の加算の改正(今年4月~)をしっかりと取り上げていたのは、正直、毎日新聞ぐらいでした。

おじさん57さんご紹介の記事は、以下からもごらんになれます。
(しばらく経つとURLが変わるかもしれませんので、お早めに。)

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=37765
 

突発性難聴、聴力回復の新聞記事

 投稿者:おじさん57メール  投稿日:2011年 3月 8日(火)21時40分8秒
  こんにちは。
平成23年度の年金額と診療録等の開示請求権、ありがとうございました。
このような件も知っておくことで、担当医、看護士、ソーシャルワーカーの方とのコミュニケーションに役立ちます。

今日の(3月8日)読売新聞くらし面医療ルネサンス再生医療に、突発性難聴の聴力回復記事があり、以前まろくんさんの投稿にもあった京大病院で、今年は他の施設と共同で突発性難聴の方の臨床試験を行なう、とありました。

突発性難聴の原因は不明になっています。
少しずつでも治療方法が解明できればと思い、投稿しました。
 

ありがとうございます

 投稿者:FSN44メール  投稿日:2011年 3月 5日(土)07時53分58秒
  再認定の件。御説明有難うございます。窓口の方では通達根拠などの説明がありませんでしたので、まろくん様の説明で内容がわかり少し安心しました。障害意見書のコピーは持っていますので、担当医が変わった場合に備えて大事に保管するように致します。
 

たきよしさんへ

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 3月 3日(木)23時30分10秒
  たきよしさん、こんにちは。
障害年金の裁定請求についてですが、実は、通りやすさの差はありません。
自分ひとりでやろうと社会保険労務士がやろうと、医師の診断書の内容次第ですから。

勘違いが多いのですが、社会保険労務士なら障害年金は専門、というわけではありません。
むしろ、知識や経験がない場合のほうがずっと多い、というのが現実です。
社会保険労務士としては、「障害年金を引き受けても稼ぎにならないから」です。
企業の顧問や企業の労務管理代行等のほうがずっと稼げ、それを主な業務にしていますよ。

したがって、障害年金を専門とする社会保険労務士はごく少数派です。
また、病院などへの同行は実際にありますが、これもごくごく少数派です。
すべての社会保険労務士がこんなことをしてくれるわけではありません。
また、担当地域を限っておられる場合も多々あります。
そうすると、どんなに良い社会保険労務士さんでも、実際にはお世話になれませんよね。

ですから、結局は、それほど大差はないんです。
言い替えると、自分できちんと法令や通達などを調べられるなら、独力でも十分可能です。
しかるべきところには、きちんと資料などがありますからね。

また、医師とのコミュニケーションもとても重要です。
いかに自分の障害の実情をわかっていただけているか。それを診断書に反映して下さるか。
これは、たきよしさん自身がやらなければいけないことでしょう?
社会保険労務士さんの力ではないんですよ。

自分自身の年金です。
まずは、もう少しご自分でもきちんと勉強してみましょう。
社会保険労務士さんを頼るのは、その後でも遅くはないと思います。
決して安くはないんですから。
 

FSN44さんへ

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 3月 3日(木)23時13分39秒
  FSN44さん、こんにちは。
平衡機能障害による身体障害者手帳の交付は受けたものの、再認定を要するのですね。

再認定に関することは、すぐ前の書き込みで根拠通達をお示ししていますが、
確かに、再認定を受ける際の手帳用診断書・意見書の記載内容によっては、
現在の認定内容とは異なった結果になってしまう、ということは、十分考えられます。

ですから、FSN44さんのご心配ももっともなことだと思います。

ただ、手帳用診断書・意見書は、身体障害者福祉法指定医に書いていただく必要があり、
後任医が指定医でないときには、現医に紹介状(診療情報提供書)を書いていただいても、
正直申しあげて、あまり意味がないものと思います。

手帳交付申請の際、役所に申請する前に手帳用診断書・意見書のコピーを取っておき、
自分の手元に控えておくことがとても重要である、と以前お話ししたことと思いますが、
もしコピーが取ってあるのなら、再認定の際、後任の指定医に参考にお見せして下さい。
そのほうがよりベターだと思います。
 

身体障害者手帳の再認定

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 3月 3日(木)22時57分13秒
  身体障害者手帳の交付にあたっては、障害名およびその程度によって、
1年後から5年後の範囲内で、次回再認定時期が示される場合があります。
(再認定が必要な場合には、その旨がスタンプなどで手帳上に示されます。)

これについては、以下のような国の通達(ガイドライン)が示されています。

http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/170815ce.pdf

実際には、都道府県および政令指定都市ごとに条例などで要綱を定めて、
それに基づいて実際の運用が図られており、再認定の対象となる障害の範囲なども
それぞれの所によって異なることが多いので、その点には十分に留意して下さい。
例えば、京都市の例では、以下のようになっています。

http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000004341.html
http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000081229.html

いついつ再認定が必要ですよ、ということについては、文書などで示されます。

再認定の時期が近づきましたら、所定の手帳用診断書・意見書を役所の窓口で入手し、
あらためて身体障害者福祉法指定医の診察を受けて、身体障害者手帳の更新を要します。

Q&Aサイトでは、しばしば「手帳は永久的。再認定は不要。」などと書かれています。
しかし、これは正しい認識ではありません。
上述したような決まりがちゃんと存在するのだ、ということを理解するようにして下さい。
 

障害年金請求するにあたって

 投稿者:たきよし  投稿日:2011年 3月 3日(木)12時08分19秒
  いつもありがとうございます。障害年金請求するにあたって、社会保険労務士に代行してもらえば通りやすくなるのでしょうか?代行した場合、医院へ行く際にも同行して医師に助言等をしてくれるなどとの書き込みが見られるのですが本当なのでしょうか?それとは別に個人でやってもそう変わりないという意見もあるのですが、どんな物なのでしょうか?是非ともご回答を宜しくお願いいたします。  

診療録(カルテ)等の開示請求権

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 3月 2日(水)20時58分58秒
  おじさん57さんの「受診状況等証明書(初診証明)」の関連事項です。
国から、診療録の開示に関するガイドラインが示されています。

http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/150916-a.pdf
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/150916-b.pdf

また、日本医師会も、以下のような指針を表明しています。

http://www.med.or.jp/nichikara/joho2.html

これらに基づいて、診療情報・診療録の開示に関してそれぞれの病医院が規程で定め、
この規程にしたがって、患者本人等からの請求により情報を開示する、というしくみです。
但し、開示が望ましくない、と判断された場合には、開示が拒否されることもあります。
(開示を拒否すべき事由があらかじめ定められていれば、認められるとされています。)

私も、障害年金の裁定請求のときに利用しました。
大学病院等の場合は、かなり情報開示が進んでおり、かなり以前の物も残っています。
その他の病医院でも、現在は開示が進んでいます。

障害年金の裁定請求にあたっては、このような開示制度も有効に活用すべきでしょう。
また、こういうことも含め、いろいろな知識を事前に持っておくべきだと思います。
 

平成23年度の年金額(引き下げ)

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 3月 2日(水)20時41分23秒
  1月28日、年金額の引き下げが確定しました。
引き下げ幅は、前年度比マイナス0.4%となりました。
(「おじさん57」さんが理解された内容で結構です。)

◆ 平成23年度の年金額
(老齢基礎年金[満額]、障害基礎年金[2級])

[1年あたり]
22年度:792,100円 ⇒ 23年度:788,900円
(▼ 3,200円/年)

[1か月あたり]
22年度:66,008円 ⇒ 23年度:65,741円
(▼ 267円/月)

◆ 障害基礎年金1級の場合(注:2級×1.25倍)

[1年あたり]
22年度:990,100円 ⇒ 23年度:986,100円
(▼ 4,000円/年)

[1か月あたり]
22年度:82,508円 ⇒ 23年度:82,175円
(▼ 333円/月)

◆ ニュースリリース(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000010z4n.html

◆ 年金額改定等のしくみ
http://www.sia.go.jp/infom/text/kokunen06.pdf
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000010z4n-img/2r98520000010z64.pdf

◆ 各種手当も同様に引き下げられます
(児童扶養手当、特別児童扶養手当、特別障害者手当、障害児福祉手当)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000010z4n-att/2r98520000010z6d.pdf

◆ 障害厚生年金・障害共済年金や各種加算(配偶者加給年金等)も、上に準じて引き下げられます

◆ 平成23年6月初めに届けられる「年金振込通知書」で23年度年金額が知らされます
http://www.nenkin.go.jp/main/individual_02/index8.html
http://www.nenkin.go.jp/question/index.html#QA30
 

年金額の0.4%の引き下げについて

 投稿者:おじさん57メール  投稿日:2011年 3月 1日(火)16時01分47秒
  年金額引き下げの発表がありましたが、当然、障害基礎年金・障害厚生年金も相当額が引き下げられると思っています。
日本年金機構より、何処かの区切りの月日(平成23年6月支給分の時など)に通知、案内等があると思いますが、下記の内容で理解していますが良いのでしょうか?

「1月28日、総務省より平成22年平均の全国消費者物価指数(生鮮食品を含む総合指数)の対前年比変動率がマイナス0.7%となった、と発表された。」
「現在支給されている年金は、直近の年金額引き下げの年(現在は平成17年の物価が基準)よりも物価が下がった場合は、これに応じて年金額を改定。」
「平成22年の物価は、基準となる平成17年の物価と比較してマイナス0.4%。」
「次回はまた5年後に改定。」

以上です。

まろくんさんの回答を有意義に読んでいます。
最近、特に気になるのは「受診状況等証明書」です。
誰でも、受診後すぐに受診状況等証明書を依頼する人はいないと思いますが、ここがネックになっている方が多く、裁定請求が一層煩雑になり、時間がかかっています。

現状では自己管理するしかありませんが、病院への通院・入院記録は、国民全員が簡単(安全性も含み)にわかるようになればいいですが‥‥。
 

おひさしぶりです。

 投稿者:FSN44メール  投稿日:2011年 2月27日(日)23時32分38秒
  先日、平衡障害の認定の件でお世話になりましたFSN44です。有難うございました。
先日手帳の交付をいただきました。その内容で質問がございます。
次回認定の期日が手帳にスタンプされていましたが、このことを窓口担当の方に質問すると
その期日までに再度検査し再度承認を受けて手帳を更新する手続きをしてくださいとの回答
でした。ここからは私の私見ですが私が転勤(本障害では現在の業務はできませんので移動願いをしております)などで担当医がかわった場合、前回と同じ症状でも表現の違いで違う内容と判断され次回認定が通りにくい可能性が有るように思えますが問題ありませんでしょうか?また今のうちに現担当医に紹介状を発行する様に依頼した方がいいでしょうか?
 

ありがとうございます

 投稿者:たきよし  投稿日:2011年 2月12日(土)12時28分2秒
  とりあえず障害年金支援ネットワークさんに相談してみます。ありがとうございました。
 

たきよしさんへ

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 2月10日(木)23時43分40秒
  たきよしさん。
率直に言いますけれど、審査請求というのは、
あくまでも、裁定請求の結果に対して不服を申し立ててゆくものであるので、
裁定請求がまだできてもいない段階であれこれ考えてみても、正直、意味はありません。

で、たきよしさんがおっしゃっているのは、こちらの本(↓)ですよね。
ある意味で、ちょっと事例に偏りがあり、かえって不安にかられてしまう所があります。
個人的には、あまり参考になるとは思えませんでした。

障害年金の請求と審査請求(著:月ヶ瀬 幹生)[入手困難]
http://www.amazon.co.jp/dp/4286036928/

私としては、ともかく、きちんと通達や事務処理要領にしたがうべきだと考えます。
そのほうが、結果的により良い裁定請求が進んでゆくのではないでしょうか。

たきよしさんのように、初診時の医証が取れないケース、
すなわち、受診状況等証明書が取り得ないケースにおいては、
次のように対応し、かつ、周辺の状況資料を数多く示すことで、受理はしてもらえます。
(実際に認定されるかどうかということは、また別の問題)

● 初診時の医療機関での医証が取れない、という旨の申立を行なう(廃院などのため)
 ⇒ 「受診状況等証明書を添付できない旨の申立書」を作る
● 裁定請求日から起算して5年以上前に終診がある医療機関のうち、最も過去のものの医証を用意する
 ⇒ 診断書および受診状況等証明書 ‥‥ 年金事務所に照会して指示にしたがうこと!
● 又は、裁定請求日から起算して5年以内に終診がある医療機関のうち、最も過去のものの医証を用意する
 ⇒ 同上
● 裁定請求日直近の診断書

障害年金専門の社会保険労務士さんに依頼してみてもよいでしょう。
NPOの「障害年金支援ネットワーク」が定評があるようです。
書籍「障害年金の受給ガイド」に関係する団体でもあります(著者が所属)。

障害年金支援ネットワーク
http://www.syougai-nenkin.or.jp/

障害年金の受給ガイド(著:河地 秀夫)
http://www.amazon.co.jp/dp/4434125621/


20歳になる前から片耳が失聴している以上、
20歳以後の厚生年金保険被保険者期間中に全く新しく初めて失聴した、とすることは、
まず困難となってきますので、いずれにしても、20歳前初診を明確にせざるを得ません。
非常に困難なケースになってくると思われます。
 
 

初診日の決め方について

 投稿者:たきよし  投稿日:2011年 2月10日(木)21時56分13秒
  まろくんありがとうござました。
実を申しますと、障害年金受給には社会保険労務士に頼むのが通りやすいのではないかと思ったのですが
『障害年金の請求と審査請求』を読みますと、あちらは社会保険労務士に対して敵愾心があるのか
100デジベル超の難聴者の請求を棄却しております。
棄却した理由は来院当初は80デジベルの難聴だったかもしれないが、その一ヶ月半後の聴力測定がないので
その日においては聴力の回復がなかったとはいえないからだそうです。
これには私も自信がなくしました。
私は40年前にカナマイシン難聴で近くの耳鼻科に行ったのですが、もうそこはなく
その後も少し大きな病院とか行ったのですが、いずれも廃院とか耳鼻科が消滅したりとかで
初診日の特定が困難な状態です。
それで手帳取得の際に行った病院を初診日にし、その後大学病院へ二軒行ってますので
その二件の聴力検査表と、カナマイシン難聴は不可逆的で回復は見込めないと記載されてる論文等も提出したいと考えております。
アドバイスを宜しくお願いいたします。
 

たきよしさんの投稿意見について

 投稿者:おじさん57メール  投稿日:2011年 2月 4日(金)15時27分27秒
  お世話になっています。
私も障害年金を受給している立場ですが、分かり難い記事と思いました。

この新聞記事を見て、家族・親戚に聞いてみた所、次の様に解釈したとの事でした。

(1)受診状況等証明書・診断書がなく、20歳前障害で認定され、20歳から申請時まで(2007年)の支給が認定された。

(2)受診状況等証明書・診断書がなく、申請時に遡及請求と認定された。

(3)何十年前の受診状況等証明書・診断書がなくても、合理的資料があれば認定できる。(期間は別として)

【07年の申請以前にさかのぼっての支給はしないとした処分は誤りだとして取り消しを求めた訴訟で、神戸地裁は12日、原告の主張を認め、処分を取り消す判決を言い渡した】

このような記事で、見る側でもそれぞれに解釈しています。
たきよしさんのように、「今までの厳しすぎる条件がゆるくなった」と思う方も、多いのではないかと思います。

記事に、字数の制限等で詳細が掲載できない状況も理解できますが、解釈が難解です。
まろくんさんの回答で、ある程度、理解・納得できますが、自分でも学習してみたいと思います。
 

たきよしさんへ(2)

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 2月 4日(金)01時19分55秒
  続きです。

年金額は、その被保険者期間や保険料納付実績・報酬額によって変わってきます。
また、年金という制度は、生命保険などと同様、保険の一種です。

要は、掛金を反映したものが年金額になるわけで、まさに「保険」です。

保険には、義務と権利の関係があります。
義務(保険料納付)を果たすから、その分、権利(受給)があるのです。

年金という制度がこのように設計されている以上、
障害年金でも、どこかに「基準となる日」を設けざるを得ません。
つまり、義務を果たしているかどうかを見る日です。

とすると、障害年金という名前が示しているとおり、
障害を負う原因となったとき、つまりは「初診日」をその基準とせざるを得ません。

ですから、「初診日にこだわり続ける【制度】はおかしい」と
たきよしさんが解釈してしまうのは、残念ながら間違っています。

問題は、障害年金という【制度】そのものにあるのではありません。
そうではなく、【運用のあり方】に問題があるのです。
そこも勘違いしてはいけません。

判決も、その【運用のあり方】を問題にしているのですよ。
年金という【制度】そのものの違法性などを言っているのではありません。
つまり、問題点は、『遡及請求を認めるときの【運用のあり方】』だけにあるのです。

要するに、判決は、
「診断書以外で客観的に初診日を証明でき得るなら認めるべきだ」ということであって、
「初診日にこだわらなくてもいい」ということを言っているのではありません。

初診日にこだわらない、としてしまうと、
「保険」である年金制度の意味がなくなってしまいます。
極端に言えば、保険料を納めもしない人に年金を出せてしまいます。

もちろん、20歳前障害では、
いまでも保険料を納めることなしに年金を受け取れるわけですが、
これはあくまでも特例ですし、所得制限などが付いたりと、
いわば「ペナルティ」的な制約が付いていますよね?

しかし、そうではなく、一律に「初診日など関係ない」としてしまったら、
めちゃくちゃになってしまいます。

ですから、「保険」としての年金制度の意味も、もう少し考えてみて下さい。

以上のことから、もう答えは推測できるかと思います。

【制度】としては、初診日を何らかの形で証明しなければならない必要性は、
何ら変わっていませんよ。
緩くもなっていませんし、緩くなる予定もありません。

一方で【運用のあり方】については、既に判決前から
「受診状況等証明書が取れない旨の申立書」と「他の客観的資料」で初診日を推定でき得る
という取り扱いが図られているのですから、より柔軟に運用してゆくものと思います。

こういうことをきちんと分析しないまま、
記事内容を真に受けてしまうのは、ちょっとまずいと思います。

記事の書かれ方にも、
本来請求/遡及請求と事後重症請求の違いを十分に説明せずに
単に「不支給」と表現しているなど、
ちょっと疑問の点が多く、誤解を招きかねないと感じました。
 
 

たきよしさんへ(1)

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 2月 4日(金)01時02分17秒
  たきよしさん。
残念ながら、この記事には説明不足のところがあるのですよ。

この方は、初診証明(受診状況等証明書)を取ることが不可能だったため、
20歳以前から既に障害を持っていた、ということも証明することができず、
かつ、20歳前障害による障害基礎年金の裁定請求のときに必要な
「20歳時点での現症が示された診断書」(本来請求/遡及請求のため)を用意できずに、
結果として「事後重症請求」としてしか認められませんでした。

実際には、20歳前から障害を持っていた、という事実は、
初診証明によらなくとも、他の客観的な資料で十分に証明し得る状態でした。

判決は「そのように証明し得るなら、20歳時点で障害年金の障害要件を満たすはず」で、
「そうであれば、本来請求/遡及請求として認めるべきではないか」と言っています。

要は、「きちんと障害の状況を証明でき得ること」という条件自体は変わりません。
そこは勘違いしてはいけません。
 

最近の情報です

 投稿者:たきよし  投稿日:2011年 2月 4日(金)00時25分2秒
  こんばんは。
久しぶりに相談です。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110113ddm041040165000c.html

上を見ますと、「過去の診断書なしでの障害年金不支給は誤りである」との判決が出されたようです。
この判決を機に、今までの厳しすぎる条件がゆるくなった、と言うようなことを聞いておりませんでしょうか?
どう考えても、初診日にこだわり続ける今の制度がおかしいですし‥‥。
 

ありがとうございます

 投稿者:すずゆき  投稿日:2011年 1月24日(月)12時18分52秒
  おはようございます。障害の年金の件、くわしく説明していただきありがとうございます。
年金事務所で障害厚生年金の説明を受けたため、てっきり厚生年金になるものと思っていました。再度確認しに行きたいと思います。傷病手当について、特例扱いにはしてないにしても、就業規則の違反になっているんですから、違法ですよね。意見していただき、ありがとうございました。
 

すずゆきさんへ(2)

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 1月21日(金)22時03分5秒
  すずゆきさん、こんにちは。
つづきです。

健康保険の傷病手当金の継続給付(退職後の給付)は、
資格喪失日(退職日の翌日)の前日(退職日当日)までの間に1日の空きもなく、
1年以上(12か月以上)、健康保険の被保険者期間が続いていることが必要です。
(1日も空きがなく連続していれば、保険者[勤務先]が途中で変わっていても可。)

このことから考えると、すずゆきさんがあえて「1年」にするしかなかった、
という処置は、やむを得なかったものと考えられます。

但し、本来ならば事業主が負担すべき「1か月足りなかった分の保険料」は、
雇用契約を1か月延ばした上で退職したのであれば、
すずゆきさんに負担させたことは、違法です。
(すずゆきさんが事業主分まで負担しなければならない必要はなかった)

であれば、年金事務所や保険者(協会けんぽや健康保険組合)に事実を通告した上で、
事業主負担分としてすずゆきさんが負担した分の返却を求め、
かつ、きちんと事業主に保険料を負担してもらうべきだと考えます。

一方、雇用契約は11か月のままで、
継続給付の都合上、特例的な扱いとして被保険者期間だけを12か月にしてもらった、
というのであれば、これはこれで違法ではありますが、
実際問題として、いたしかたなかったと思います。
(事業主としても、すずゆきさんとしても、双方にメリットがあるので)

いずれにしても、本来はそんなことはしてはならなかった、
ということだけはご理解いただきたいと思います。

障害が重かろうと、あるいは経済的な事情があろうと、
法の趣旨から逸脱すれば、給付を受けるには値しないのです。
権利を行使する前に、果たすべき義務(被保険者期間や保険料等)があるのですから。

そのことだけは、勘違いなさらないようにして下さいね。
義務を果たして、初めて権利を用いることができるのです。
 

すずゆきさんへ(1)

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 1月21日(金)21時39分1秒
  すずゆきさん、こんにちは。

障害年金の件ですが、耳の障害の場合、
両耳をもって1つの部位(耳全体)とされます。

すずゆきさんの場合は、
20歳前から、既に障害が生じています(右耳)。
そして、それが悪化して、
今度はもう片方の耳にも障害が生じた、とされます(左耳)。

つまり、左耳の障害が生じたときが
厚生年金保険の被保険者期間中だったからといえ、
障害厚生年金になるわけではありません。
(障害厚生年金は受けられません)

20歳前から既に障害を生じているので、
国民年金法第30条の4による特例的な障害基礎年金のみとなります。
(所得制限があります)

この障害基礎年金のことを、
「20歳前傷病による障害基礎年金」と言います。

20歳前の無年金期間(国民年金も厚生年金保険も入っていない)中に
初診日がある、という障害によるものです。

国民年金保険料の納付を要することなく、
障害認定日(すずゆきさんの場合には、20歳の誕生日の前日)において
障害年金上の一定の障害状態(1級又は2級相当)に至っていれば、
受給が可能です。
(本来請求ないし遡及請求)

また、障害認定日のときに一定の障害状態ではなくとも、
その後65歳の誕生日の前々日までにその状態に至れば、
やはり、受給が可能です。
(事後重症請求)

なお、いずれの場合にも、
就職後に納めた厚生年金保険料は一切反映されません。

この厚生年金保険料は、65歳以降の老齢厚生年金に反映され、
65歳以降「障害基礎年金+老齢厚生年金」という組み合わせで
受け取ることとなります。
なお、この組み合わせを採ったとき、
障害厚生年金及び老齢基礎年金は受け取れません。
(1人1年金の大原則)


以上のことを踏まえて、
「20歳前傷病による障害基礎年金」として、
「事後重症請求」を行なってゆくこととなります。

このとき、人工内耳の手術結果にかかわらず、
人工内耳の電源をOFFにした状態、
すなわち、聴こえが喪われている状態の聴力で見ます。

すずゆきさんの場合には、
基本的に、両耳とも90dB以上の聴力損失であることが条件で、
既に障害認定日に達してしまっていますから、
いつでも請求(事後重症請求)することができます。

障害認定日とは、初診日から1年半が経った日を言います。
但し、初診日が20歳前であって、
1年半経った日が20歳前に来てしまうときは、
20歳の誕生日の前日をもって、障害認定日とします。
(すずゆきさんの場合がそうです)

以上が、すずゆきさんの障害年金の基本です。
障害厚生年金ではない、という点がポイントです。
(おそらく、医師や年金事務所から誤った説明を受けたものと思われます)

初診日が20歳前であることを、
当時のカルテの現存によって証明しなければなりませんが、
現実的にはそれは不可能(カルテの法定保存年限の関係上)ですから、
これに代わる書類として、幼少時の聴力のデータを証明できるもの、
例えば、学校の健診記録などの公的な書類を、まず探して下さい。

これらが用意できないときには、
基本的に「障害の事実が初めて生じた時点」を医療的に証明できないと、
現在の障害の重さにかかわらず、障害年金の受給にはつながりません。
この懸念が大きいので、慎重に準備をなさって下さい。
 
 

障害厚生年金について。

 投稿者:すずゆきメール  投稿日:2011年 1月21日(金)15時38分35秒
  以前、障害者手帳についてのアドバイスをいただき、ありがとうございました。あのあと、病院を変えて再度、診断書を提出し、結果待ちの状態です。今日は、2点、質問があるのですが。まず、障害厚生年金についてですが、障害が発生してから1年半変わりがなければ、受けられるとのこと。人工内耳の手術後でも受けられますか?私の場合、右耳は5歳で聞こえなくなり、左は昨年厚生年金の支払い中に、聞こえなくなりました。どちらに人工内耳の手術をしても、受けられるのでしょうか? もうひとつですが、勤めていた職場を休職し、傷病手当をもらっていましたが、休職して半年になり退職届をだすように促されました。しかし、
被保険者期間が11ヶ月しかなく、継続給付が受けられなくなるので、健康保険や年金を全額負担(倍の負担になります)にするという条件で、1ヶ月退職を伸ばしてもらいました。
こういう形にする以外に何か給付を受けることは、できたのでしょうか? 
 

感謝しております。有難うございます。

 投稿者:FSN44メール  投稿日:2011年 1月10日(月)18時22分29秒
  まろくん様ご丁寧なご返答有難うございます。
言葉では言い表せないぐらい感謝しています。

先日、差戻し以降に再度発行された障害意見書を病院文書科からいただきました。
前回よりかなり詳しく記入されています。
参考となる経過・現症にはやはりパニック障害との文言は追加されていました。
 1については今回 両側検査を行いました。

 2 温水によって行なわれたのか、冷水によって行なわれたのかを書いてもらうこと

  冷水です(温度も記入されています)


 3 ENG(眼振計)の数値を使って、具体的に示してもらうこと

  数値記入は健常側は秒単位で記入されています



● 右ろうというのなら、それを客観的な聴力のグラフ(オージオグラム)で示してもらう
 今回添付されています オージメータ型名も記入有り

● 鼓膜正常というのなら、きちんとその絵を書いてもらう(両耳とも!)
 ございます

● 閉眼での起立不能、というほかに、10メートル直線歩行状況も書いてもらうこと
  10メートル直線歩行はしませんでした。(2、3メートルでも危険でしたので途中でストップ)
  問題有り?

● 四肢体幹に器質的異常は見られない、と、必ず書いてもらうこと
 そのように書かれています

(まろくん様の御指示のガイドラインに私見ですがかなり添う様な感じです)

いろいろとご多忙と思われるの中、御身の辛苦も有りましょう。
でもこの様な煩雑な問い合わせに親身にお答えいただき、ありがたく思っています。
申請が不承認になるかもしれませんが、回答が来るまでの期間、制度の仕組みをきちんと学習し再度の申請時において、大事なポイントは十分に理解して医師に説明し協力をお願いできるレベルになるようにしておこうと思います。
丁寧なご指導・ご説明ありがとうございます。
 

FSN44さんへ(5)

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 1月10日(月)08時18分38秒
  おはようございます。
お返事が遅くなってしまいまして、申し訳ありません。最後のまとめとなります。

返戻になってしまった最大の原因は、「両耳の比較ができなかった」ことです。

カロリックテストについては、「では、もう片方の耳はどうだったのか」と問われます。
また、感音性難聴が原因ならば、「では、いま(直近)の両耳の聴こえは?」となります。
これらの肝心なことが抜け落ちていたので、返戻されてしまったわけです。

したがって、重要なポイントとしてまとめると、以下のようになります。

<返戻の理由になってしまう場合と、その対処方法>

● 障害名 ‥‥ 「右内耳障害」だけでは不十分で、平衡機能障害の原因をカッコ書きする
  (良い書かれ方の例 1) 右内耳障害(末梢迷路性平衡失調)
  (良い書かれ方の例 2) 右内耳障害(中枢性平衡失調)

● 原因となった疾病 ‥‥ 右先天性感音性難聴
 であるならば、過去の「他医での聴力検査結果(両耳とも)」を添えるだけでは不十分。
 診断書作成医で聴力検査(両耳とも)を行ない、直近の結果を記してもらうこと。

● 参考となる経過等 ‥‥ カロリックテストの具体的な内容が、何とも不十分である。
 1 両耳とも行ない、その結果を示してもらうこと(【両耳とも】が何ごとも鉄則!)
  (【両耳】とも行なわないと、聴力も平衡機能も左右の差<異常>を比較できない!)
 2 温水によって行なわれたのか、冷水によって行なわれたのかを書いてもらうこと
 3 ENG(眼振計)の数値を使って、具体的に示してもらうこと

● 右ろうというのなら、それを客観的な聴力のグラフ(オージオグラム)で示してもらう
● 鼓膜正常というのなら、きちんとその絵を書いてもらう(両耳とも!)

● 閉眼での起立不能、というほかに、10メートル直線歩行状況も書いてもらうこと
● 四肢体幹に器質的異常は見られない、と、必ず書いてもらうこと

まず、これらを踏まえて、もう1度しっかりと手帳用診断書を作成してもらいましょう。

それでも不承認となってしまった場合には、不服申立を行なっても良いかもしれません。
しかし、私としては、身体障害認定基準・認定要領をしっかり熟知している身体障害者福祉法指定医を探して申請をやり直したほうが、よほど早道だと思います。
手帳では、手続き上、指定医でありさえすれば、必ずしも主治医ではなくともかまわないのですから。

なお、以下の基準に、障害者自身としても事前に目を通しておくと、ベストだと思います。
そうすれば、医師にどのような診断書を書いてもらえば良いか、実によくわかります。
言い替えれば、医師の書き漏らしなどにも気づくことができるようになり、役所に提出する前に、こちらから医師にお願いして修正してもらったりすることも可能になります。

要は、やはり、医師や役所まかせにするのではなく、「こちらもきちんと学んで、しくみをちゃんと知っておく」ということが大事だと思います。

● 身体障害認定基準・認定要領(細かい部分まで、以下からダウンロードできます)
http://maroon.typepad.com/my_blog/2010/03/13_01.html

この度は、こちらこそご質問をありがとうございました。
お大事になさって下さいね。
 
 

FSN44さんへ(4)

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 1月 5日(水)23時50分24秒
  FSN44さん。
今夜はちょっともう遅いので、その他、もういくつか大事なポイントについては、後日に書かせていただきますね。
まだしばらくの間、こちらをごらんいただけますと幸いです。
それでは、よろしくお願いいたします。
 

まろくん様もうひとつだけ質問です

 投稿者:FSN44メール  投稿日:2011年 1月 5日(水)23時41分17秒
  たびたびすいません。もうひとつだけ質問です。今回の申請が不承認となった場合、不服申し立てを行うよりも医師・病院を選択しなおして新たに障害手帳の申請を行う方が承認の可能性が有りますでしょうか?
意見書の記入の要所を心得た適切な医師・病院の探し方というものはありますでしょうか?
以上ですが
本当にアドバイスありがとうございました。感謝しております。
 

まろくん様ありがとうございます

 投稿者:FSN44メール  投稿日:2011年 1月 5日(水)23時24分13秒
  迅速なご返答ありがとうございます
私の手元の障害意見書のコピーの文面を記載します

障害名 右内耳障害

原因となった疾病 右先天性感音性難聴

疾病発生年月日 ほほ生年月日を記入されました

参考となる経過 右ろう 鼓膜正常 1年前より遮眼でふらつきを自覚 カロリックテスト右無反応
閉眼で右へ偏寄

総合所見 右内耳障害

所見では 閉眼にて起立不能である また四肢体幹は器質的異常がない。~このあとの文面は達筆すぎて読めません。

医師からは口頭では末梢神経の平衡障害といわれましたと思いますが自信がありません

ちなみに返戻しの内容は左側のカロリッアテストを行っていない事と聴力検査をその病院で行っていない(前回は自分がもってきた他の病院の聴力検査をコピーして添付した)との事です。
ご質問の聴力単独障害ですが、6級までにはいたってはいません。

以上です。
 

FSN44さんへ(3)

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 1月 5日(水)22時46分47秒
  FSN44さん。
まず、身体障害認定基準における「平衡機能障害の定義」をお示ししておきます。

● 平衡機能の極めて著しい障害(3級)

四肢・体幹に器質的異常がなく、他覚的に平衡機能障害を認め、閉眼にて起立不能、又は開眼で直線を歩行中に10メートル以内に転倒もしくは著しくよろめいて、歩行を中断せざるを得ないものをいう。

● 平衡機能の著しい障害(5級)

閉眼で直線を歩行中、10メートル以内に転倒又は著しくよろめいて、歩行を中断せざるを得ないものをいい、具体的な例は次のとおりである。
 a 末梢迷路性平衡失調
 b 後迷路性及び小脳性平衡失調
 c 外傷又は薬物による平衡失調
 d 中枢性平衡失調

次に、身体障害認定要領について。
手帳用診断書の書かれ方を示したもの、とでも言い替えれば良いでしょうか。
非常に重要なポイントばかり示されています。

● 平衡機能障害の具体的な障害名の記載
「末梢性平衡失調」「中枢性平衡失調」「小脳性平衡失調」などと、部位別に示す。

● 原因となった疾病・外傷名の記載
「メニエール病」「小脳出血」などと、身体の器質的異常が認められるもので示す。
原因が不明な場合(精神的な原因が示唆される場合も)は「原因不明」と記す。

● 参考となる経過・現症の記載
ここまでで表現できないような障害の状況を、より具体的に示す。
(パニック障害に係ることを記載するのだとしたら、おそらく、この欄で示したはず。)
また、平衡機能障害の場合は、具体的な状況を書き落とさないようにする。
特に、起立や歩行の状態は、身体障害認定基準から言って、書き落としてはならない。
 例1:介助または器具(手すりや杖など)なしでは立つことができない
 例2:介助または器具(手すりや杖など)なしでは歩行することができない

● 総合所見
上記「参考となる経過・現症」を踏まえた、今後の病状の進行度の予想(予後)を示す。
(例:進行する可能性があるか否か、手術などが必要か、手術などによって軽快し得るか)

● 平衡機能障害の状態及び所見(特に設けられた記載欄がある)
該当するであろう等級に沿った状況・所見を具体的に記載する。
かつ、四肢・体幹に器質的な異常がない旨(例えば、脚の長さが違っていたり下肢障害などでふらついていたりするのではない、という旨)を記載することが望ましい。
さらに、眼振その他の平衡機能検査(カロリックテストなど)の検査結果も記す。
(言い替えれば、カロリックテストやMRIなどだけではなく、以下のような検査も必要)
 例1:閉眼にて起立不能である
 例2:閉眼にて直線を歩行中、10メートル以内に転倒する
 例3:閉眼にて直線を歩行中、10メートル以内に著しくよろめいて歩行を中断する

以上のことを基本として、その状態がより詳しく書かれることが必要です。
また、パニック障害の有無にかかわらず、常にそのような平衡機能障害が生じていたのだ、と証明でき得るような内容になっていることも必要でしょう。
逆に言えば、パニック障害がことさら強調され過ぎてしまうと、やはり、認定に至ることは困難になってくると思われます(耳の異常とは直接的な関係がなくなってしまうので)。

あくまでも私の見解ですが、上記のどこかに漏れがあったために返戻されたのではないか、と思います。
ただ、パニック障害自体は、病歴として示さざるを得ないでしょう。パニック障害によってもめまいが生じ得るからです。
しかし、その影響(パニック障害による影響)を消し去れるほどのデータ(パニック障害が起こっていないときでも上でお示ししたような起立困難や歩行困難が見られた、というデータや、カロリックテストをはじめとする各種の平衡機能検査の検査数値)が数多く示されていなければ、精神的なもの(もっと極端な言い方をすれば「気のせい」)とされて片付けられてしまう懸念が、なきにしもあらずです。
そのあたりは、主治医・診察医がおっしゃっているとおりとなります。

要は、いかに身体障害認定基準に沿った内容で書けているか、ということがポイントです。
裏を返すと、そういう内容に不足があればツッコミが入ってくるわけですから、かえってヤブヘビ(例えば、今回のパニック障害の件)になってしまったりする、ということなのだと思います。

いずれにしても、これ以上は申しあげられるようなことはなく、あとは、身体障害者手帳の交付を決める審査機関(身体障害者更生相談所・都道府県)にゆだねるしかありません。
正直に申しあげざるを得ないのですが、ある程度の覚悟も必要かもしれません。

<その他参考>
● カロリックテストについて
http://rockymuku.sakura.ne.jp/zibika/karorikkutesuto.pdf
http://www.mars.sannet.ne.jp/y-k-nakamura/heikoukinoukensa.html
● めまいの検査について
http://homepage1.nifty.com/jibiaka50/memaikarorik.htm
(耳鼻科医「あーやしゃん先生」。ニフティでたいへん親しくさせていただいた方です。)
 

FSN44さんへ(2)

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 1月 5日(水)21時56分22秒
  FSN44さん、こんにちは。
状況のお返事をいただきまして、ありがとうございます。

強制的にわざとめまいを発生させるカロリックテスト(カロリッア、ではありません)を受けたのですね。
耳に温水を入れたときは入れた側の眼に、耳に冷水を入れたときは入れたほうと反対側の眼に、それぞれ眼振が起こるのが正常な状態です。
眼振の程度はENG(眼振計)という機器で測定されます。
したがって、右耳に温水を入れたときに右眼に眼振が観測されないとすると、右耳側内耳や右耳側三半規管の異常が示唆されます。

次に、左耳の聴力(dB値)です。
片側(右耳)が完全聾(90dB以上の失聴)であれば、もう片方の側(左耳)がもし50dB以上の失聴であると、聴力障害単独で6級(6級の2)とされることが可能ですが、これには当てはまってはいないのですね?

そのほか、CTやMRIによって、小脳や脊髄などの異常(体幹の異常、ともいいます)があるか否かを検査し、その結果は検査数値などの形として手帳用診断書に詳細に記されましたか?
それとも、検査したのみで、結果については詳細に記してもらってはいない、という状態でしょうか?

パニック障害は、おっしゃるとおり、平衡機能障害そのものとは直接の関係はないようですね。パニック障害の発生があとに来ているからです。
とすれば、本来ならば、パニック障害うんぬんを手帳用診断書に記す必要はありませんし、また、意味を持ちません。
にもかかわらず、そのことを書くようにという指示があったのは、裏を返すと、耳の異常だけで平衡機能障害が生じている、ということを認めがたかったからだと思います。
言い替えれば、耳の異常の記載内容が足りなかった、耳の異常以外に小脳や脊髄などに異常が見られるのかどうかの記載内容が足りなかった、具体的に「どのようなときに・どの程度・どんな重さ」でめまいが生じるのかの記載が不足していた‥‥ということが予想され、はっきり言って、医師の認識不足(身体障害認定基準を十分に理解できていなかった、という認識不足)があったのではないか、と思います。

「では、具体的にどのような診断書を書いてもらうべきか」ということについては、別のコメント(「FSN44さんへ(3)」)にします。
身体障害認定基準・身体障害認定要領・疑義解釈(身体障害者手帳の交付基準となる、厚生労働省の通達です)による内容です。
 

まろくん様へ

 投稿者:FSN44メール  投稿日:2011年 1月 5日(水)21時46分59秒
  まろくん様

文章力が無いため先刻の文面 まろくん様の文章をおかりしてQ&Aの形で答えさせていただきました。失礼をお詫びいたします。
つづきです。
診察医としては平衡障害として審査をしてほしいのですが、病歴にパニック障害の文言がはいってしまうと、パニック障害がもとでの平衡障害として判断される恐れがあり、まろくん様がかかれた様に結果不承認に到ってしまう可能性があるとの事です。
(障害自体は3級相当と診察医は判断しています)
ただ私はあくまでも、平衡障害という障害と今回のパニック障害は直接の関係はなく、仕事面の心配などの不安要素での発生と思っています。



まろくん様 親切なご説明ありがとうございます。
また私の要領を得ない文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。
 

まろくん様ありがとうございます

 投稿者:FSN44メール  投稿日:2011年 1月 5日(水)21時14分55秒
  はじめましたまろくん様 親身なご回答ありがとうございます

Q 平衡機能障害を理由に身体障害者手帳の発行を申請した、とのことでよろしいですか?
A はいそのとおりです。

Q 平衡機能障害に至る原因としては、内耳や三半規管などのリンパ液の異常やメニエール症候群、脊髄
  小脳変性症などが考えられますが、これらの診断は受けておられますか

A 上記の内容の診断は受けてはいません。CT、MRI、聴力検査、カロリッアテストを受けました
右耳が完全聾ですが、カロリッアテストでは右側眼振なしです。

Q 器質的な異常が認められず、精神的なストレスを原因として平衡機能障害が生じているとされたときには、身体そのものには障害があるとは認められがたいため、身体障害者手帳の交付を受けることはまず困難である、とお考え下さい。
つまり、ただ単に「パニック障害・不安」のために平衡機能障害としての発作が生じた、というのではダメです。

A 申し訳ありません、私の文章がわかり難いためご迷惑をおかけしています。私は平衡障害認定を受けてから不安・悩みで胸が苦しくなりパニック障害となったので、平衡障害それ自体と今回のパニック障害は無関係と思います(平衡障害ではできる仕事ではないので社内での異動を考えている最中です)

すいません、うまくまとまりませんですが大意つたわれば幸いです。
 

FSN44さんへ

 投稿者:まろくん  投稿日:2011年 1月 4日(火)18時16分3秒
  はじめまして。
平衡機能障害を理由に身体障害者手帳の発行を申請した、とのことでよろしいですか?
障害年金のことではありませんね?(障害認定基準などが別個です)

平衡機能障害に至る原因としては、内耳や三半規管などのリンパ液の異常やメニエール症候群、脊髄小脳変性症などが考えられますが、これらの診断は受けておられますか?
それとも、これらを示すような医学的な異常データが見当たらず、心肺などを含めた内臓には器質的な異常がない、とされましたか?

器質的な異常が認められず、精神的なストレスを原因として平衡機能障害が生じているとされたときには、身体そのものには障害があるとは認められがたいため、身体障害者手帳の交付を受けることはまず困難である、とお考え下さい。
つまり、ただ単に「パニック障害・不安」のために平衡機能障害としての発作が生じた、というのではダメです。

パニック障害そのものが、内耳や三半規管の障害をきっかけにして生じたものであっても、あるいは、それがいつ生じたものであっても、そのことは、「身体そのものに異常がある」ということにはなりません。
器質的な異常、すなわち、各種のデータ(たとえば、MRIなどの結果も含みます)によって「身体そのものに異常がある」ということが明確に示され、かつ、その状態がある一定の状態以上に「固定」している(「これ以上良くも悪くもならず、治療効果が認められがたい」という意味)とされて、初めて、身体障害者手帳につながります。
極端に言えば、精神的なことを原因にしてはならない、ということです。
(診察医が言わんとしたのは、そのようなことです。)

結論として、このまま手続きを進めたところで、パニック障害であることを強調してしまうと、かえって逆効果ですし、意味もないと思います。
まして、服薬にも至っていなかった、ということは、そもそも、それが平衡機能障害の継続とは関係しない、一時的な現象に過ぎないことを意味します。

先ほど申しあげた「固定」というのは、パニック障害の有無にかかわらず、平衡機能障害の状態が継続することをも意味します。
言い替えれば、パニック障害の影響を除いた上で、平衡機能障害をとらえてゆかなければなりません。
身体そのものの器質的異常を見る、というのは、そういうことでもあるのです。

以上のことをまとめてみますと、残念ながら、このままでは、身体障害者手帳の発行に至ることはたいへんむずかしいと思います。
ただただ「めまい」や「精神的不安」を訴えただけでは「詐病(偽り)」を否定できないので、すぐに手帳の交付につながることはありません。
きちんとした医学的なデータを揃えた上で、身体そのものに平衡機能障害を生じさせるだけの器質的異常がある、ということを示すのが基本です。

 

パニック障害と平衡障害

 投稿者:FSN44メール  投稿日:2011年 1月 3日(月)12時13分43秒
  はじめまして、私は内耳・三半規管が原因で平衡障害との診断を受け、診断意見書を区役所に提出しましたが、記入不備との事で診察医に返戻しがあり、不備の内容の診察を受け再度提出にいたりました。(カロリックテストを健常側を含め再度の実施を行った)

そのときに初診日以降の病歴記入の欄に新たにパニック障害により救急搬送で同病院で治療を受けたことを記入する旨を言われました。
(原因は障害者認定された事による将来の不安で初見日以降の発病です、検査では心肺器官の異状は無く、後日同病院の心療内科では適応障害との判定、特に薬は出されていません)

診察医師が言うには、平衡障害とパニック障害はめまいなど関連があり、パニック障害は治療可能な障害なので、この病名を記載すると平衡障害での申請が通る事は難しいらしいです。
(障害者手帳は治療困難なものに対して発行される為との事)

今回のパニック障害は明らかに不安によるものであることの傍証として脳のMRIを取りを返戻の用紙に添付して頂きましたが、承認に至る事ができますのでしょうか?
 

障害者の感性で商品作り 補足の回答

 投稿者:おじさん57メール  投稿日:2010年12月21日(火)14時02分59秒
  詳細ありがとうございました。

「まろくんさん」の広範囲の情報には頭が下がります。
PASMOの記事なども参考になり役立っています。

以前、仕事でホワイトボード(大型1m×2m前後)磁気式、感熱式などを少し携わっていた時もあり参照先の商品など興味深く見ました。
ありがとうございました。

 

障害者の感性で商品作り(補足)

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年12月20日(月)13時07分22秒
編集済
  ■ 視覚障害者の感性を活用した高級タオル「ゴールドパール」

愛媛県今治市/田中産業株式会社

http://www.rakuten.co.jp/goldpearl/index.html
http://item.rakuten.co.jp/goldpearl/c/0000000125/

高級タオルの分野では、非常に有名になったブランドの1つ。

■ かきポンくん

1977年にタカラトミーから発売開始になった、小児用知育玩具「せんせい」(磁気ボード)がその原形。
この玩具の持つ機能が注目され、聴覚障害者用筆談ボード「かきポンくん」の発売に至った。
(実は、おじさん57さんが紹介した流れとは「逆」。)

http://journal.mycom.co.jp/column/toyagain/003/index.html
http://www.takaratomy.co.jp/products/sensei/products/s01/index.html
http://www.takaratomy.co.jp/products/sensei/products/oekaki/index.html

「せんせい」の原理を利用した大人向けのビジネス用磁気ボードが「メモレ」。
「かきポンくん」発売前から発売されており、たいへん定評がある。
パイロットから発売されている。

http://www.pilot.co.jp/products/stationary/chalkless/zickeymemole/index.html

なお、パイロットは、磁気を応用したその他のボードも充実している。

http://www.pilot.co.jp/products/stationary/chalkless/zickey/superlight/index.html

「メモレ」はその後進化し、いまでは黒・赤の2色を使って書ける。
また、「せんせい」のほうも同様に、2色を使って書ける。

http://www.pilot.co.jp/products/stationary/chalkless/zickey/memorebr/index.html
http://www.pilot.co.jp/products/stationary/chalkless/zickey/superlight_br/index.html
http://www.takaratomy.co.jp/products/sensei/products/s02/index.html

かきポンくんは、実は、この「メモレ」そのもの(OEMなので)。
但し、販売元のWPが一工夫し、ペンに紛失防止用のひもを付けた。
黒・赤の2色を使って書ける製品はない。

http://www.wp1.co.jp/prod/index.html
 
 

障害者の感性で商品作り

 投稿者:おじさん57メール  投稿日:2010年12月20日(月)10時38分10秒
  ■高級なバスタオル・フェースタオルが売れている。
視覚の不自由な方の協力でタオルの手触り、肌触りなど独特の感触を活かし製品化させ価格が高いにもかかわらずデパートで売れている。
タオル生産地の愛媛県今治市のメーカー

■簡易筆談器「かきポンくん」(聴覚障害者向け)が子供のおもちゃ・家庭などの伝言メモにも使われている。
まろくんさんのコメントにもあった筆談器ですが一般の方も便利に使用している。

障害者だから障害者向け機器、製品など(全ての物)の提案一辺倒ではなく、タオルなどは一般製品向けにも障害者独自の感性を社会に活かせた物作りに貢献できた事は大きな話題と思いました。
障害を負っての社会復帰は安易ではありませんが、この様な件も気になり投稿しました。

まろくんさんへ:12月18日(土)読売新聞社会面の「気になる」を読んでの感想です。
 

ありがとうございます

 投稿者:すずゆき  投稿日:2010年12月17日(金)10時16分11秒
  丁寧な回答、ありがとうございます。手術費用もかなり気になるところだったので、そこも含めてお返事戴き、とてもありがたいです。相談所のほうに、一度相談してみます。  

すずゆきさんへ

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年12月16日(木)21時01分46秒
  すずゆきさん、こんにちは。
聴覚障害の障害認定(身体障害者手帳)に関して、ご質問にお答えしますね。

結論から言いますと、外科的手術(人工内耳の挿入手術だけとは限りません)によって障害の軽減が見込める場合には、その障害が「永続的に固定した状態」だとは認められないので、身体障害者手帳の認定が保留扱いとなることがあります。
すずゆきさんの場合には、これにあてはまってしまった可能性があります。

その根拠となっているのは、身体障害者福祉法や身体障害認定基準等の法令・通達です。
まとめてみますと、次のとおりとなっています。

【 身体障害認定基準 】

・ 法別表(身体障害者福祉法で定められた身体障害者手帳の交付対象となる障害の内容を定めたもの)に規定する「永続する」障害とは、その障害が将来とも回復する可能性が極めて少ないもの。
・ 但し、「将来に亘って障害程度が不変」と限っているわけではない。
・ 聴力測定は、補聴器を装着しない状態で行う。

【 身体障害認定要領 】

・ 将来障害が進行する可能性のあるもの、手術等により障害程度に変化が予測されるもの等は、「将来再認定の必要性有り」とする。
・ 手術によって聴力改善が期待できるような聴覚障害の認定にあたっては、それまでの手術等の治療、経過、年齢等を考慮して、慎重に取り扱われる。

要するに、医師の診断書において、外科的手術による聴力改善の可能性が示唆されてしまっているので、現時点では「永続する」障害だとは言えないことになりますよね。
つまり、現時点では、障害等級を決定づけることができないわけです。
上で「将来再認定の必要性有り」「慎重に取り扱われる」とありますが、まさにこのことを言っています。
そのため、保留になってしまったわけです。

言い方はあまり適切ではないのですが、「医師がバカ正直に診断書を書き過ぎた」とも言えるかもしれません。
このようなときは、いったん「予後不良」なり「聴力改善の見込みなし」とした診断書を書いてもらうのがコツです。
そうすると、すずゆきさんの場合には、dB値から言って、最も重い2級の聴覚障害になります。

ところが、既に述べたように、現実には「保留扱い」なのですから、「人工内耳の手術の後も障害等級は変わらないはずなのに‥‥」という以前の問題です。
ですから、ここでは、人工内耳の手術の前後の障害等級を論じても意味がありませんし、お答えもしません(できません)。
つまり、「永続する」障害だとは認められがたいので、「障害等級が割り当てられるかどうか(身体障害者手帳が交付されるかどうか)」という問題になると思います。
極端に言えば、「医学的治療効果はもう望めない=永続する障害」とする診断書を書いてもらわなければならなかった、と言えるでしょう。

身体障害者手帳が交付されれば、障害者自立支援法の定めによって、自立支援医療の1つである更生医療の制度を用いて、人工内耳埋め込み術の費用の公費助成(公的医療保険の自己負担分の9割を助成)を受けられる可能性があります。
これによって、公的医療保険(健康保険、国民健康保険)の高額療養費制度(ある一定額以上の自己負担があったときは、上回った分が払い戻される制度)を併用することで、医療費負担がきわめて軽減されます。
しかし、いまのままでは、これはきわめてむずかしくなると思います。

医師ではなく、役所および都道府県の身体障害者更生相談所(身体障害者手帳の判定機関)にもう1度相談なさってみたほうがよいと思います。
その上で、現在のdB値によってまず手帳の交付を受ける、ということができないかどうかを考えてもらって下さい。
 

追加です

 投稿者:すずゆき  投稿日:2010年12月16日(木)12時06分57秒
  すみません。現在の聴力は右が103db、左が105dbです。
休職中で、傷病手当をもらい、なんとか生活しています。来年には人口内耳の手術をする
予定です。
 

聴覚障害の障害認定について

 投稿者:すずゆきメール  投稿日:2010年12月16日(木)10時03分59秒
  今年の7月末より聴覚に障害を生じています。11月はじめに診断書を提出し、手帳の交付申請をしました。医師は、人口内耳の手術で聴力の回復の可能性があるので、「手術治療により聴力改善の余地あり。」と書いてあったため審査保留となりました。人口内耳の手術のあとも障害等級はかわらないという記事を読んだことがあるので、少し納得できない気持ちです。人口内耳で聞こえれば、障害ではなくなるのでしょうか?  

「特別支給の老齢厚生年金」の「障害者特例」について(重要な注意事項)

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年12月15日(水)17時31分18秒
編集済
  こんにちは。
以前、おじさん57さんとのやり取りの中で「特別支給の老齢厚生年金」の「障害者特例」について言及しましたが、生年月日に応じて、受給可能年齢や請求可能年齢が細かく異なっています。
私自身の再学習(いまひとつしっかりと把握できていなかったりもしましたので‥‥)のためにも、以下のとおり、まとめてみましたので参考にして下さい。
特に、昭和28年4月2日以後生まれの男性、および昭和33年4月2日生まれの女性については、60歳になったらすぐ請求できる・受給できるということはないので(以下で詳しく述べています)、十分な注意が必要です。

さて。
現在、老齢厚生年金の支給は、原則、65歳からになっています。
ただし、生年月日によっては、60歳から老齢厚生年金(但し、厳密には「特別支給の老齢厚生年金」という。65歳以降の本来の老齢厚生年金とは別物。)を受け取ることができます。

ところが、昭和16年4月2日以後生まれの男性、および昭和21年4月2日以後生まれの女性は、60歳になっても満額の老齢厚生年金はもらえません。
60歳からは「報酬比例部分」(65歳以降の老齢厚生年金に相当する部分)が支給されるだけで、残りの「定額部分」(65歳以降の老齢基礎年金に相当する部分)と「配偶者加給年金」(厚生年金保険に20年以上加入していることが加算条件)は、それぞれ、以下の年齢に到達しないと支給されません。

<男性>
昭和16年4月2日 ~ 昭和18年4月1日生まれ ⇒ 61歳
昭和18年4月2日 ~ 昭和20年4月1日生まれ ⇒ 62歳
昭和20年4月2日 ~ 昭和22年4月1日生まれ ⇒ 63歳
昭和22年4月2日 ~ 昭和24年4月1日生まれ ⇒ 64歳

<女性>
昭和21年4月2日 ~ 昭和23年4月1日生まれ ⇒ 61歳
昭和23年4月2日 ~ 昭和25年4月1日生まれ ⇒ 62歳
昭和25年4月2日 ~ 昭和27年4月1日生まれ ⇒ 63歳
昭和27年4月2日 ~ 昭和29年4月1日生まれ ⇒ 64歳

しかし、一定の条件に該当する障害者の場合には、昭和16年4月2日以後生まれの男性、および昭和21年4月2日以後生まれの女性であっても、60歳から「報酬比例部分+定額部分」として、満額を受給することができます。

これを「特別支給の老齢厚生年金の障害者特例」といいます。
受給するためには、以下の要件をすべて満たしていることが必要です。

<受給要件>
1.昭和36年4月1日までに生まれた男性、又は昭和41年4月1日までに生まれた女性であること
2.過去に12か月以上厚生年金保険に加入していること
3.現在は厚生年金保険に加入していないこと
4.年金保険料の納付月数と免除月数の合算月数が300か月(25年)以上あること
5.障害年金でいう障害等級の3級以上に該当していること(障害年金を実際に受給している必要はない)
6.障害者特例の適用を、専用の「特別支給の老齢厚生年金 受給権者障害者特例請求書」で請求すること

<特別支給の老齢厚生年金 受給権者障害者特例請求書(様式)>
http://homepage2.nifty.com/maroon_web/temp/tokubetsu-rourei-kousei_shougai-tokurei.pdf

なお、昭和28年4月2日以後生まれの男性、および昭和33年4月2日生まれの女性については、以下のような制約があります。
それぞれ、以下の年齢に到達していなければ、障害者特例の適用を請求することができません。十分に注意して下さい。

<男性>
昭和28年4月2日 ~ 昭和30年4月1日生まれ ⇒ 61歳
昭和30年4月2日 ~ 昭和32年4月1日生まれ ⇒ 62歳
昭和32年4月2日 ~ 昭和34年4月1日生まれ ⇒ 63歳
昭和34年4月2日 ~ 昭和36年4月1日生まれ ⇒ 64歳

<女性>
昭和33年4月2日 ~ 昭和35年4月1日生まれ ⇒ 61歳
昭和35年4月2日 ~ 昭和37年4月1日生まれ ⇒ 62歳
昭和37年4月2日 ~ 昭和39年4月1日生まれ ⇒ 63歳
昭和39年4月2日 ~ 昭和41年4月1日生まれ ⇒ 64歳

<画像の見方>
画像上をマウスでクリックして選択し、さらにもう1度クリックして下さい。
すると、もう1つ別のウィンドウが開き、選択した画像が表示されます。
そうしましたら、開いた別ウィンドウに出ているその画像上をマウスでクリックして選択し、さらにもう1度クリックして下さい。
こうしていただくと、画像がオリジナルの大きさで表示されます(文字が読みやすくなります)。
_
 

ありがとうございます。

 投稿者:ふみメール  投稿日:2010年12月15日(水)16時11分5秒
  おじさん57 さん、まろくん さん、悩める女性社員さん、
たくさんのご教授ありがとうございます。

ここ最近耳鳴りと共に聴覚が下がりつつあり、
右が本日調べたところ90dBになっていて、
ステロイド剤を処方されました。

今現在普通高校に通っているのですが、授業の聞き取りが出来ず、
聾学校(遠方なので寄宿舎を考えています)への転校を家族や先生と、
話し合っているところです。

皆様のアドバイスをふまえて、
手遅れにならないような書類の備えをしていきたいと思います。





 

ふみさんへ

 投稿者:悩める女性社員(40代)  投稿日:2010年12月14日(火)23時55分4秒
   ふみさん、はじめまして

 姉が障害年金を受給した時の事を参考になればと思いキーを叩きました。
その当時の私たちは、不況になり雇用先の仕事も激減、失業同様の状態でした。
そこで私たち姉妹は生活保護の申請をしようと市に赴きました。
そこで姉に障害年金の受給の可能性を知り独学で年金六法全書、書籍を読みあさり申請の手続きを致しました。

 その経験から申し上げたい事は、医師、社会保険事務所の方が正確な知識を持ち合わせているとは限らないという事です。

 姉は自分の解釈に間違いはないと確信し、自分の納得する診断書を提出する為に一年近くの歳月を要しました。姉の場合、診療歴は二度だけです。(10代の頃)年金の申請時まで全くありませんが、結果としましては、まろくん様と同様に10代が初診と認められ、その後悪化で障害年金2級が決定。申請後2カ月足らずで問い合わせもなく驚きました。
カルテなど存在するわけもなく、個人の記入のみですが、発症から、三年、五年単位で聞こえないがために、いかに生活が困難か、就労が困難か実際に起こった出来事を具体的に述べました。

 アドバイスとしましては、日記をつけるとよいと思います。もう一つは、通院する度に診断書、検査の結果を必ずもらいましょう。

 社会制度の活用はまず自分自身がしっかり学ぶ事、娘さんと学びましょう。
私自身も職業訓練、住宅手当を受け生活保護を受けることなく、就労できました。
 

ふみさんへ

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年12月14日(火)01時39分41秒
  ふみさん、こんにちは。
娘さんの聴覚障害の状態は、いまは身体障害者手帳4級(両耳とも80dB以上)に
該当する状態になっていますね。
身体障害者手帳の等級変更の手続きはされていますか?

両耳とも80dB以上で、かつ、
最良語音明瞭度(言葉を聴き取れる割合)が30%以下ですと、
障害年金では、2級(2級15号)に相当する内容になります。
このときは、必ず、言葉の聴き取りの検査(語音明瞭度検査)が必要です。

ちなみに、もし、最良語音明瞭度が30%を超えてしまう場合、
つまりは、音の聴き取り能力とくらべるとまだ言葉が聴き取れるときには、
両耳とも90dB以上の聴覚障害にならないと、障害年金2級にはなりません。

障害年金には1級から3級(1級が最も重い)までがありますが、
20歳前に初診がある障害のとき(娘さんもそうです)は、3級はありませんので、
言い替えると、2級以上の障害の状態にならないと受給できません。
(両耳とも70dB以上の聴覚障害なら障害年金が受給できる、という状態が3級)

前置きが長くなってしまいましたが、まず、
20歳前に初診がある、ということを確実に証明できないと、
娘さんの場合には、障害年金の受給にはつながらなくなってしまいます。

そのために必須になるのが、カルテです。
カルテの存在によって、初診の日時を証明するためです。

ところが、カルテの法定保存年限は5年なので、
それよりも過去のカルテは、破棄しても良いことになっています。
すると、幼少の頃の初診を証明できない、ということがかなりの頻度で起こります。
(小1のときが初診にあたるので、この可能性はきわめて濃厚です。)

ちなみに、初診の証明は、原則として、当時の病医院でしてもらう必要があります。
しかも、原則として、当時かかっていたお医者さんにしてもらう、という必要もあります。

現実にはとてもこのようなことは不可能なので、
「当時のカルテにこのようなことが書いてあることを、誰々が証明します」と、
現在そこの病院にいる医師に証明してもらうことになりますが、
いずれにしても、当時のカルテがいまも残っている、ということが大前提になります。

ですから、当時のカルテが存在しないと、障害年金の請求は、一挙に厳しさを増します。
20歳前に取得した身体障害者手帳の写しを添えなければならなかったり、
学童時の健康診断で難聴のことを指摘されたときの記録を添えなければならなかったりと、
客観的な証拠となる資料を、片っぱしから用意して臨まないといけなくなるためです。

言い替えれば、そういうことを見込んで、
身体障害者手帳などをはじめとする資料を揃えておく、ということもポイントになります。

あとは、20歳の誕生日を迎えてからです。
20歳の誕生日の前日の時点で、障害年金の2級以上にあてはまる障害状態ならば、
国民年金保険料を一切納める必要なしに、障害基礎年金を受給し得ます。

なお、このとき、20歳の誕生日の後3か月以内に実際に受診して、
障害年金専用の診断書(年金事務所や市区町村の国民年金担当課でもらいます)を
医師に書いてもらう必要があります。
実際には、この「3か月以内」のときの状態が障害年金の基準に該当して初めて、
20歳前から持っていた障害が認定されます。

ということで、基本的には、以上のようなしくみになっています。

なお、その後就職した場合、1年間に受ける給与の額によっては、
障害基礎年金が支給停止になることもあります(かなり高額の給与でなければ心配無用)。
20歳前障害による障害基礎年金だけは、所得制限があるのです。

そのため、20歳前から障害を持っている中年サラリーマンの方などの場合には、
給与の額がどうしても多くなってしまいますから、支給停止に至っている人が多々います。

しかし、20歳以降に障害を負ったときの障害年金、
たとえば、通常の障害基礎年金や障害厚生年金のことを言うのですが、
そういった障害年金をもらえる人の場合は、いくら給与が多くても支給停止はありません。
このようなことも、知っておいたほうが良いかもしれませんね。
_
 

幼少失聴者さんへ・ふみさんへ

 投稿者:おじさん57メール  投稿日:2010年12月10日(金)16時15分9秒
  最近、難聴相談の投稿が何件もあり投稿しました。

私は中途難聴(左右難聴に至った日が違う。左:突発性難聴 右:感音性難聴)になり、まろくんさんの「福祉なんでも談話室」お世話になりました。

難聴者の方、聾者の方など一人ひとりの経緯(先天性・疾病・片側・事故などの後遺症)は違いますが現在、構築されている制度を知る事で利用できる制度は活用して欲しいと思います。

制度に該当しない場合でも積極的に知る事で、今後、必ず活かされる事と思います。私も最初は社会保険労務士(障害年金を専門にしている)に依頼しようと思いましたがネット検索で障害年金裁定申請(難聴)は自分でもできると判断し申請しましたが、自分自身も制度を少しでも多く知らないと、上手に利用できないを感じました。

私の一例ですが申請後の書類返却があり受診状況等証明書の再提出を求められ、再度病院に行った事がありました。
同一病院で受診している時などは問題ないと思いますが、いくつもの病院を受診している、何十年前の病院に該当する、引越しにより病院が遠隔地など、今すぐ申請ではなくても事前に準備できる事もあると思います。
 

障害年金などで必要なもの

 投稿者:ふみメール  投稿日:2010年12月10日(金)10時57分16秒
  私の娘は今高一なのですが、小一の頃に発達外来のほうで難聴のようですと言われ、
大きな病院を紹介され、そこで進行性の先天性感音声難聴と診断をされました。

中一で聴覚障害6級を認定され、今現在聴覚はかなり落ちて
右が85db、左が108dbという状態です。

今後どのような状態になっていくのかわからないですが、
今のうちに用意をしておいたほうが良いと思われるものを、
お教え願えませんでしょうか?

カルテや証明できるものというものはいつの時点のものを用意するのか、
今ひとつわからなくて・・・(お馬鹿ですみません。)

 

Re: 障害等級認定と年金(2)

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年11月26日(金)19時01分33秒
  幼少失聴者さんの身体障害者手帳での障害認定基準は、以下のとおりです。
1級と5級は存在せず、2・3・4・6級があります。
障害年金の等級とは全くの別物である、という点は、十分に注意して下さい。

2級
・ 両耳とも100dB以上[障害年金の1級に相当]

3級
・ 両耳とも90dB以上[障害年金の2級に相当]

4級[下記のどちらか一方にあてはまるとき]
(1)両耳とも80dB以上[障害年金の3級(両耳とも70dB以上)に相当]
(2)両耳とも最良語音明瞭度が50%以下

6級[下記のどちらか一方にあてはまるとき]
(1)両耳とも70dB以上[障害年金の3級に相当]
(2)片耳が90dB以上で、もう片耳が50dB以上

やはり、片耳だけの失聴で、もう片方の耳が正常だと、どの級にも該当しません。
したがって、上記のどれかに該当しない限り、身体障害者手帳も取れません。

上記のどれかに該当するかどうかの診断は、身体障害者福祉法指定医が行ないます。
指定医となっている耳鼻咽喉科医が書いた「手帳用診断書」を取ります。
指定医の名前などや手帳用診断書のことは、最寄りの市区町村の障害福祉担当課へどうぞ。
(主治医が指定医でないときは、たとえ手帳用診断書を書いてもらっても無効になります)
_
 

Re: 障害等級認定と年金(1)

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年11月26日(金)18時39分21秒
  > 現在30歳の私は幼稚園入園時、幼少時高熱発症による片耳完全失聴と診断

ということであれば、障害年金における初診は「20歳前」になります。
20歳前初診ということで、「20歳前障害による障害基礎年金」だけを考えます。
保険料納付状況は問われません(但し、現在の厚生年金保険は一切反映されません)。

以下を証明できる資料(当時のカルテなど)が必要になります。
・ 20歳前(国民年金や厚生年金保険に入っていなかったことが条件)に初診があること
・ 20歳に達した日(満20歳の誕生日の前日)に、障害年金上の障害状態であること

障害状態として、20歳に達した日に障害年金の1級又は2級に該当する必要があります。
なお、いずれも、身体障害者手帳の等級とは全くの別物です。

ただ、片耳だけの失聴で、もう片方の耳が正常だと、どの級にも該当しません。
したがって、障害年金は受給できません。

片耳だけが失聴したときは、80dB以上の失聴で「障害手当金」です。
但し、障害厚生年金3級以上にあてはまらないときだけ、受給可能です。
また、障害手当金を受け取ってしまうと、その後悪化した際の障害年金は受けられません。
厚生年金保険の被保険者期間中に初診があるときのみ、有効です。
言い替えれば、幼少時から障害があるとき(幼少失聴者さんも)はあてはまりません。

聴覚障害での障害年金の1級~3級は、両耳とも一定のdB値である必要があります。
以下のとおりです。

1級
・ 両耳とも100dB以上
(dBの数字が大きいほど、聴覚障害の度合いが強い。以下同じ。)

2級[下記のどちらか一方にあてはまるとき]
(1)両耳とも90dB以上
(2)両耳とも80dB以上で、かつ、両耳とも最良語音明瞭度が30%以下
[★ 最良語音明瞭度 ‥‥ 言葉(単語)の聴き取りの検査で測定する]

3級[障害厚生年金だけ/下記のどちらか一方にあてはまるとき]
(1)両耳とも70dB以上
(2)両耳とも50dB以上で、かつ、両耳とも最良語音明瞭度が50%以下

ですから、片耳は悪いけれどももう片耳は正常、というときは、まず受給できません。
(「20歳に達した日」の時点で障害状態でないと、幼少失聴者さんの障害年金は請求できない。)

但し、その後悪化し、現在(又は将来)の時点で1級か2級にあてはまれば、受給できます。
(現在の時点であてはまっていれば、障害年金を請求してもよい。)

これ(「但し」で説明した箇所)を「事後重症」と言います。
あくまでも「20歳前初診」なので、「20歳前障害による障害基礎年金」になります。
そして、やはり、20歳前初診であることを証明できなければだめです。
片耳だけが悪くてもう片耳は正常、といったときは対象外‥‥という点も同じです。
_
 

障害等級認定と年金

 投稿者:幼少失聴者メール  投稿日:2010年11月26日(金)07時55分8秒
  現在30歳の私は幼稚園入園時、幼少時高熱発症による片耳完全失聴と診断され回復は難しいといわれました。年を増すごとに、聞こえる片耳の聴力が下がることを危惧しており、障害者認定を受け、健康リスク対応をしたいと思います。手続き方法、予想障害者等級、年金等について教えてください。現在は会社員で厚生年金加入者です。  

無題

 投稿者:中途失聴者  投稿日:2010年11月23日(火)01時07分40秒
  難聴の事に限らずいつも大変詳しい内容に、非常に感服しつつ拝見して居ります。
疾病を経て障碍が残った時には、私は最早、診断や治療等を考えるよりも、まろくん様が仰有っている様に、様々な福祉制度を活用しつつ障碍と如何に接して行くかと云う事を考えるべきかと思って居ります。
現実的な問題と致しまして、障碍が残った時には既に治療法も尽きていたり、或いは現代医学でも解決策が無かったりと云う事が多い様です。
とは云いましても、そこから先永くその障碍を抱えつつ生きてゆかねばならないのですから、障碍故に生じて来る不利益や不便を解決してゆける様な制度等を数多く知る事こそが、障碍を持つ者の暮らしの質を左右して行くと存じます。
まろくん様も以前御紹介されていらしたと存じますが、山口利勝氏に拠る“中途失聴者と難聴者の世界”という書籍を拝読し、その様な思いを一層強く致しました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4834805107
まろくん様が色々と教えて下さる事は、その為に大変役に立つ物が多いと感じます。
御多忙の折から維持管理に大変な御苦労がおありの事とは存じますが、今後共、少しでも多くの障碍者の方に役に立つ場であり続けます様、祈念して居ります。どうぞ宜しく御願い致します。
 

Re: 補聴器の選定について

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年11月21日(日)10時40分2秒
編集済
  はじめまして、「悩める女性社員」さん。
250Hzや500Hzは、言葉の聴き取り(特に男性の声)のために特に大切な帯域で、
この帯域の聴こえ(聴力dB値)が悪いと、相当しんどいでしょう。

ここが100dB~90dBですか? ほとんど聴こえていない状態ですよね?
かと言って、補聴器を使ってここの帯域を強めても、たぶん、うるさいだけでしょう。
低音はちょっと増強させただけでも、逆にくぐもって聴こえてしまいますからね。
つまり、かえって言葉が聴き取りづらくなってしまい、逆効果になってしまうんです。
また、元々の聴こえ(補聴器をつけない状態での聴こえ)の状態を見たとき、
語音明瞭度が芳しくない場合も、やはり、補聴器をつけても効果は上がらないそうです。

とすると、ある程度までは補聴器の調整で何とかなるかもしれませんけれど、
しょせん、補聴器は機械ですから、人間本来の聴こえが取り戻せるわけはなくて‥‥。

どうしても限界がありますし、ある意味、あきらめとか妥協も必要かもしれませんね。
(そうでなくても、高度難聴用のデジタル補聴器は片耳だけで20万円以上しますもん。)

補聴器の選定は、正直、ひとりひとりの聴こえによって千差万別です。
メーカーごとの個性(音質の傾向とか、調整のしやすさとか)はありますけれど、
だからといって、評判がいいメーカーを選んだとしても、ぴたっとハマるとは限らなくて。
ここが、なんともむずかしいところだと思います。

悩める女性社員さんの場合は、私以上に厳しいかもしれませんね。
補聴器をつけても、テレビ・ラジオ・電話の聴き取りはむずかしいですか?

私の場合、補聴器をつけると、
電話こそNG(電話は、聴こえに必要な帯域がカットされるせいだとか)ですけれど、
テレビやラジオ、ステレオ(CDなど)の聴き取りはOKですし、
コンサートも普通に楽しめますよ。
dB値だけを単純に見たときは「きわめて重度」の難聴だということですけれど、
オージオグラムで低音域の残存聴力が比較的良好に保たれているので、
そのために、かろうじて、「補聴器をつければテレビやラジオは大丈夫」なんだそうです。

ということで、やみくもに補聴器を選定しようとしても、
どうも上手くゆかないのではないだろうか?、という気がします。
補聴器外来や補聴器店の選び方にしても、おそらくそうでしょう。
お医者さんがおっしゃるように「むずかしいよ」というのが、
むしろ、ほんとうのところなんじゃないでしょうか。
(ワイデックス社の補聴器は高音の出力が強いので、人によってはかなり響くようです)

現実には厳しいかもしれませんけれど、
ある意味、「補聴器に頼らない別の方法」を考えざるを得ないかもしれませんね。
そういったことを含めてサポートしてくれるような、
障害者リハビリテーションセンター病院(たとえば、埼玉県所沢市の国立リハビリ病院)を
尋ねてみても良いかもしれません。

その他、だいたい1か月ぐらい補聴器(できるだけ両方につける!)を貸し出してもらい、
朝起きたときから夜寝るまで、日常生活の全場面(静かなときも、うるさいときも)で、
聴こえ方をじっくり把握したほうが良いと思います。
補聴器店や外来・検査室での聴こえ方だけを見ても、補聴器の適合性はわかりませんよ。
_
 

補聴器の選定について

 投稿者:悩める女性社員(40代)メール  投稿日:2010年11月19日(金)00時19分44秒
   はじめまして聴覚障害手帳4級の者です。
宜しくお願い致します。
 私は、聴力、左70db右80db、語音明瞭度、左17%右0%ですが補聴器の選定に疲れ果てています。特に悪い音域は、250ヘルツ100db以上、500ヘルツ90程度です。何度も、補聴器店で調整したり、補聴器外来を通院したりしてみましたが、医師の意見も「むずかしいです。」
 ちなみに聴力の悪化は10代後半頃から現在まで至っております。
現在使用中の補聴器はワイデックス社の24万程度の物ですが…この補聴器の良い所は、静かというところです。(高音はかなり響きますので、苦痛です。)
テレビ、ラジオ、電話の聞き取りは、ほとんど不可能な状態です。
補聴器の選定、補聴器外来、補聴器店のアドバイスをお願い致します。
 

アドバイスありがとうございます。

 投稿者:おじさん57メール  投稿日:2010年11月10日(水)19時05分37秒
  アドバイスありがとうございます、感謝の気持ち、言葉では言い表せません。
テキストの参照先資料じっくり読みます。

中途難聴(突発性難聴)になり入院中の後半に担当医より回復は無理を宣言され退院後も受け止められなく悩み・悩み・悩み、涙がでました。
しかしこの談話室を見つけ、「まろくんさん」と、ある投稿者のいきさつで素直に受け止める事ができ今に至っています。
56歳までは何事もなく年金なんか?と言う感じで過ごしてきましたが、社会保障全般のごく僅かですが福祉・障害年金・障害者手帳を知る事になり気持ちも落ち着きました。

まろくんさんの記事で【怪しげな情報】は確かに多く、個人個人で確実な情報を得て行動しなければ、いけませんね!<福祉なんでも談話室>多くの方に見ていただき活発な意見、情報で更に有効になる談話室になればいいですね。(今までにも多くの方が参考になっているはずです)
ありがとうございます。ありがとうございました。
 

おじさん57さんへのアドバイス

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年11月 9日(火)21時29分9秒
おじさん57さんへ、1つアドバイスです。
もちろん、ほかの皆さんも大いに活用していただきたいのですが、
以下にお示しする資料群がたいへんわかりやすいので、ぜひ活用していただきたいのです。

以下、URLを紹介させていただきますね。
実際に見ていただくとわかりますが、実に詳しく、かつわかりやすい内容です。

年金制度等に関するたいへん詳細なテキスト群(PDF/平成21年度版)
http://www.sia.go.jp/infom/text/
※ 旧・社会保険庁のときのもの

年金制度等に関するたいへん詳細なテキスト群(PDF/平成22年度版)
http://www.nenkin.go.jp/main/detailed/index.html
※ 日本年金機構によるもの
※ 内容が小分けにされていないので、閲覧がかなりわずらわしくなっています。
※ 内容は、平成21年度版(旧・社会保険庁のときのもの)とほぼ同じです。
※ そのため、旧・社会保険庁のときのものを見たほうが、わかりやすいと思います。
(ファイル容量も軽いので)

保険料免除制度等についてたいへん詳細に理解できるテキスト
http://www.sia.go.jp/infom/text/kokunen05.pdf
※ 旧・社会保険庁のときのもの(平成21年度版)

国民年金保険料の免除制度や追納について(日本年金機構)
http://www.nenkin.go.jp/main/individual_01/index8.html

保険料免除等と年金給付の関係等について(日本年金機構)
http://www.nenkin.go.jp/main/individual_01/index5.html

本来の納期限から2年を超えたときの追納、のときに加算金が生じるということは、
ほんとうにほとんど知られていませんが、バカにならない額になりますよ!

また、「10年以内の追納」というのは、
あらかじめ免除が認められたときだけに可能になるのであって、
未納のままほったらかしにしていたら(免除を受けないまま、未納にしていたら)、
本来の納期限から2年を過ぎると、一切納めることができなくなります。
(納めようとしても門前払いされます。)

この「2年」というところがポイントで、
言い替えれば、だからこそ、2年を超えて追納しようとするときは、
いわば、ペナルティのようなものとして、加算金が発生してしまうのです。

なお、未納だったものを2年以内に納めることは「追納」とは言いません。
単なる「後納」です。
「追納」は、「免除されていたものを10年以内に納める」こと。
「後納」は、「本来の納期限(翌月末日)の過ぎた未納分を2年以内に納める」ことです。

なお、このようにして保険料を納めたとしても、
初診日の前々月までに「実際にその月の分の保険料を納付済か免除済」でなければ、
あとから間に合うように追納・後納したとしても、
障害年金の保険料納付要件の月数にはカウントされません。
要は、その月の分の保険料は翌月末日までにきっちりと納めておく、というのが、
障害年金を無事に受け取れるようにするための、いわば鉄則なのです。

こういうことも1つ1つおぼえてゆくと、
いかにきっちりと年金制度が組み立てられているか、ということや
いろいろ言われる制度だけれどまんざら捨てたものでもないな‥‥などなどと、
わかってくるのではないかと思います。

言葉は悪いのですが、無知だから、いろいろと誤解・曲解してしまうのだと思います。
ただ、黙っていて誰かが教えてくれる‥‥ということはないので、
自ら情報をゲットしてゆこうとする姿勢だけは、お互い、常に持っていたいものですね。
但し、何とも怪しげな情報(いわゆるクチコミや都市伝説のようなもの)も多いので、
伝える側としては、きちんとした根拠を示すなど、正確性が強く望まれると痛感します。
_
 

注意事項ありがとうございます。

 投稿者:おじさん57メール  投稿日:2010年11月 9日(火)19時51分19秒
  まろくんさんへ
 ご迷惑をお掛けして申し訳ありません、本当に長い期間になってしまいました。

注意事項は正確に覚えないといけない部分ですので(ツッコミして頂き感謝しています)。
「国民年金追納時は利子に相当する加算金」は知りませんでした。

構築されている法令・規定を上手に利用していきたいと思います。
突然の書き込みもあるかも知れませんが許して下さい。
ありがとうございました。



 

Re:記載事項について

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年11月 9日(火)16時24分40秒
おじさん57さん、こんにちは。
ずいぶんと長いお付き合いになりつつありますね(笑)。

さて。
まだまだいくつか注意事項がありますので、ツッコミを入れさせていただきます。

ちなみに、私が「教えて!goo」で書いたことをコピーされたようですが、
おじさん57さんのようには書いてなかったはずですよ。
勝手に置き換えたり、自分なりに曲がった解釈をしてはだめです(^^;)。

┃ 今後は60歳(障害基礎・厚生年金受給)の時に1又は2を選択
┃ 1:障害基礎年金 + 障害厚生年金
┃ 2:特別支給の老齢厚生年金(老齢基礎分は支給開始年齢あり・加入月数による)

ここのところで、「今後は60歳(障害基礎・厚生年金受給)の時」は、少し違います。
正しくは、「今後は60歳(特別支給の老齢厚生年金を受給し得る年齢)の時」です。
1人1年金の原則がありますから、障害基礎年金 + 障害厚生年金 と、
特別支給の老齢厚生年金 のどちらか一方を選択する、ということになるわけですね。

また、「特別支給の老齢厚生年金(老齢基礎分は支給開始年齢あり・加入月数による)」も
正しい書き方ではありません。
なぜならば、老齢基礎年金は、65歳にならないと受給できないからです。
つまり、特別支給の老齢厚生年金 の 定額部分 は、老齢基礎年金そのものではありません。
「定額部分(将来の老齢基礎年金に相当する部分)」と書くのが正しい書き方です。

その上で、その定額部分に関しては、生年月日によって支給開始年齢が異なりますから、
加入月数で決まるものでもなく、最終的には、以下のように記すのが正解です。

┃ 今後は60歳(障害基礎年金+障害厚生年金 or 特別支給の老齢厚生年金)の時に
┃ 1又は2を選択
┃  1:障害基礎年金 + 障害厚生年金
┃  2:特別支給の老齢厚生年金
┃(定額部分[65歳以降の老齢基礎年金に相当する部分]は、生年月日によって支給開始
┃ 年齢が異なる)

上は、特別支給の老齢厚生年金に障害者特例を「適用しない」場合です。
そのときは、支給開始年齢を待たないと、定額部分が出なくなってしまいます。
したがって、障害者特例の適用を申請して、支給開始年齢を待たずに定額部分を受け、
定額部分 + 報酬比例部分 という形として 特別支給の老齢厚生年金 を受け取ります。

ですから、きっちりと記すのならば、さらに以下のとおりとなります。

┃ 今後は60歳(障害基礎年金+障害厚生年金 or 特別支給の老齢厚生年金)の時に
┃ 1又は2を選択
┃  1:障害基礎年金 + 障害厚生年金
┃  2:特別支給の老齢厚生年金[障害者特例を適用する]
┃ (障害者特例により、「定額部分 + 報酬比例部分」という形で支給を受ける)

続いて、65歳以降について。
以下の1から3の中から、どれか1つだけを選択します。
1から3のうち、選択しなかった組み合わせは支給停止です。
また、「老齢年金」(老齢基礎年金、老齢厚生年金)は課税対象となります。
(「障害年金」(障害基礎年金、障害厚生年金)は非課税です。)

1:老齢基礎年金 + 老齢厚生年金 [障害年金は受給できなくなる(支給停止)]
2:障害基礎年金 + 障害厚生年金 [老齢年金は受給できなくなる(支給停止)]
3:障害基礎年金 + 老齢厚生年金 [特例的な組み合わせ]

この組み合わせは『「将来」に向かってのみ』変更することもできます。
この言い回しは年金独特の言い回しなのですが、
要は、いったん選んだ組み合わせを変更できますよ、ということです。
但し、例えば、1から2に変更したからといって、
最初から1を選んでいたことにはされず、変更前の(過去の)ものは受け取れません。
『「将来」に向かってのみ』というのは、そういう意味です。

> 今回の2級になった事で「法定免除」が10月からになりますが
> 年金事務所へ何か届け等は必要でしょうか?

年金事務所ではなく、市区町村の国民年金担当課に法定免除を申請します。
国民年金第1号被保険者(自ら国民年金保険料を納付すべき20歳以上60歳未満の者)で
あることが前提なので、サラリーマンなど(第2号被保険者)では不可です。
10月に障害基礎年金2級になっているので、実は、そこまで遡及して適用されます。
つまり、10月分から法定免除対象となります。
但し、既に10月分保険料[納期限は11月末日]を納めてしまっている際は、
10月分は適用外です。

法定免除を受けると、その後10年以内に追納(あとから納付すること)しないかぎり、
免除を受けた期間に相当する部分の老齢基礎年金は、2分の1に激減します。
(厳密には、加入期間(月数)が2分の1でしか計算されなくなってしまう。)

また、追納は、2年を超えて追納しようとすると、
利子に相当する加算金を付けて納めなければならなくなります。ご存じでしたか?

老齢基礎年金を受けることを少しでも考えるなら、法定免除を受けることはすすめません。
受給する障害年金の額から考えても保険料負担は十分可能なのですから、
言い方は失礼かもしれませんが、法定免除を受けず、きちんと保険料を納めたほうが良いと
私は考えます。
(重要な注意:法定免除は、手続きをしないと自動的には行なわれません。)
_
 

記載事項について

 投稿者:おじさん57メール  投稿日:2010年11月 9日(火)12時29分2秒
  確認事項ありがとうございました。

>もっと厳密に書くのならば、「報酬比例の年金額」と記せば良いでしょう。
・納得できました、各自の報酬比例で計算するのですから当然ですね。行政の申請もそうですが正確な言葉は重要と思います。

今後は60歳(障害基礎・厚生年金受給)の時に1又は2を選択
1:障害基礎年金+障害厚生年金
2:特別支給の老齢厚生年金(老齢基礎分は支給開始年齢あり・加入月数による)

65歳以降については以下の1から3の中から1つを選択。
選択しなかった時は支給停止「老齢」の年金は課税対象。

1:老齢基礎年金+老齢厚生年金 [障害年金は受給できなくなる]
2:障害基礎年金+障害厚生年金 [老齢年金は受給できなくなる]
3:障害基礎年金+老齢厚生年金 [特例的な組み合わせ]
以上を予定します。

経済的な事から平成22年7月「国民年金保険料免除・納付猶予申請書」を申請し全額免除:平成22年7月~平成23年6月までの通知がありますが今回の2級になった事で「法定免除」が10月からになりますが年金事務所へ何か届け等は必要でしょうか?
(ねんきん定期便にて昭和48年5月~12月分の8ヶ月分の国民年金分の記入漏れで1年位前に訂正を申請していますがネット検索でもまだ空期間になっているため来週に年金事務所へ行く予定です)

アドバイス、疑問、訂正などありましたら是非お願いします。
 

おじさん57さんへ(確認事項)

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年11月 8日(月)23時37分16秒
おじさん57さんの場合は、障害給付額改定請求の結果、2級2号に改定されており、
かつ、受給権獲得時(当初の3級のとき)に加給対象配偶者がいるので、
2級以上の障害厚生年金受給権者には配偶者加給年金が付く、という決まりから、
「2級相当支給金額」と記さなければいけません。

今回、たまたま金額は3級だったときと同じですが、これは当然のことです。
障害厚生年金の額は、次のとおりとなっているからです。
つまり、「報酬比例の年金額」の部分が共通していますから、同額となるのは当然です。
(参考 ‥‥ http://www.sia.go.jp/infom/text/kounen08.pdf

けれども、2級として支給されているのですから、「2級相当支給金額」と記します。
もっと厳密に書くのならば、「報酬比例の年金額」と記せば良いでしょう。

3級 = 「報酬比例の年金額」のみ[最低保障額:594,200円]
(注:「報酬比例の年金額」が594,200円を下回るときは594,200円を支給)

2級 = 「報酬比例の年金額」+「配偶者加給年金」
1級 = 「報酬比例の年金額×1.25」+「配偶者加給年金」

このとき、もし、3級の最低保障額の「594,200円」だったとすれば、
2級になったときは厳密に「報酬比例の年金額」で計算してゆきますから、
「3級相当支給金額」と「2級相当支給金額」はイコールにはなりません。
そのことだけは注意して下さい。
言い替えると、だからこそ疑問に思い、おじさん57さんの理解を問うた次第です。

なお、障害厚生年金2級以上の受給権者であるときは、
2級の場合は、2級障害基礎年金(「子の加算」の対象となるときはそれを加えた額)が、
1級の場合は、1級障害基礎年金(「子の加算」について同上)が、
それぞれ併給されます。

配偶者加給年金の額は227,900円で、
老齢厚生年金での配偶者加給年金の額と同一額です。
また、「報酬比例の年金額」とは、老齢厚生年金の額に相当する額です。
(「特別支給の老齢厚生年金」の「報酬比例部分」と思っていただいても結構です。)
さらに、障害基礎年金2級の額は、
老齢基礎年金を満額受給できたときの額(保険料を40年完済したときの額)と同じです。

このように、金額関係がわかってくると、
「特別支給の老齢厚生年金」を選択すべきかどうかも、判断しやすくなると思います。

年金制度というのは、一見複雑怪奇に思われるかもしれませんけれど、
段階を追ってひとつひとつ疑問を解いてゆくと、
正直申しあげて、けっこう興味深いと思わずにはいられません。
_
 

確認事項:年金決定通知書・支給額変更通知書

 投稿者:おじさん57メール  投稿日:2010年11月 8日(月)21時50分22秒
  まろくんさんの<疑問に思った箇所>
・障害厚生年金 項番1 3級相当支給金額
・  〃    項番2 3級相当支給金額 + ¥227,900(配偶者加給年金分)
・障害基礎年金 項番1 ¥792,100(障害基礎年金2級)
・障害基礎年金 項番2 ¥792,100(障害基礎年金2級)

【障害厚生年金 項番1,2の金額は3級年金証書の金額と同数字だったので「3級相当支給金額」と記入しましたが2級に認定されたので同数字でも表記は2級相当金額にしないといけませんよね。】

【裏面説明欄に3は「老齢(障害)厚生年金の加給年金額」が支給されている】
になっています。

合計年金額は
障害厚生年金額2級相当支給金額(障害厚生年金3級と同額)
加給年金分(227,900円)
障害基礎年金2級金額(792,100円)
の以上になります。

年金決定通知書・支給額変更通知書の見方(補足)ありがとうございます、最初は何処をクリックすればいいのかな?とチョット悩んで(笑)しまいました。
通知書裏面の記載事項の説明もよく読みます。他にアドバイス、間違え等ありましたら是非お願いします。
 

おじさん57さんへ

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年11月 8日(月)20時49分47秒
おじさん57さんへ。
1つ確認させていただきたいことがあります。

2級2号になったので、障害厚生年金も2級に上がったはずですから、
以下の「3級相当支給金額」は「2級相当支給金額」の誤りではないか、ということです。
実際の額を比較(元々の年金証書に記載された額と比較)して、いかがでしたか?
そのことにも触れていただければ、と思います。

<疑問に思った箇所>
・障害厚生年金 項番1 3級相当支給金額
・  〃    項番2 3級相当支給金額 + ¥227,900(配偶者加給年金分)
・障害基礎年金 項番1 ¥792,100(障害基礎年金2級)
・障害基礎年金 項番2 ¥792,100(障害基礎年金2級)

<正しくはこうなるのでは?>
・障害厚生年金 項番1 「2」級相当支給金額
・  〃    項番2 「2」級相当支給金額 + ¥227,900(配偶者加給年金分)
・障害基礎年金 項番1 ¥792,100(障害基礎年金2級)
・障害基礎年金 項番2 ¥792,100(障害基礎年金2級)

配偶者加給区分の数字が「3」になっているので、
配偶者加給年金は支給停止とならず、実際に支給されます。
また、この数字の説明は、通知書の裏面に記されているはずです。熟読して下さい。
(配偶者加給年金の印字があっても、加給区分の数字によっては支給停止となるので。)
_
 

年金決定通知書・支給額変更通知書の見方(補足)

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年11月 8日(月)20時37分6秒
補足です。

画像の上をマウスでクリックすると、別ウィンドウでビューアが開きます。
そのビューアに表示されている画像の上をさらにマウスでクリックすると、
画像が原寸大に拡大されて表示され、細かい文字がたいへん読みやすくなります。
ご参考まで。
 

年金決定通知書・支給額変更通知書の見方

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年11月 8日(月)20時31分40秒
こんにちは。
「国民年金・厚生年金保険 年金決定通知書・支給額変更通知書」の見方についてです。

旧・社会保険庁時代の「国民年金・厚生年金保険 裁定通知書・支給額変更通知書」によって
説明させていただきますが、
現・日本年金機構の「国民年金・厚生年金保険 年金決定通知書・支給額変更通知書」でも、
その見方に関しては同じです。

画像ファイルに、通知書の様式(様式例)とその見方をあげましたので、
そちらを参考にして下さい。
 

日付訂正(年金決定通知書・支給額変更通知書の受領)

 投稿者:おじさん57メール  投稿日:2010年11月 8日(月)19時57分8秒
  すみません下記の本日11月15日は11月8日です。
間違えてしまいました。
 

年金決定通知書・支給額変更通知書の受領

 投稿者:おじさん57メール  投稿日:2010年11月 8日(月)14時48分50秒
  こんにちは。
本日11月15日「国民年金・厚生年金保険 年金決定通知書・支給額変更通知書」
(年金の種類 障害基礎・障害厚生年金)
が届き以下の内容でした。

・支給額等変更年月
 項番1 22年10月
 障害状態(障害等級)が重くなったため、障害基礎年金の支給決定をしました。
 項番2 22年10月
 定額部分の支給開始年齢に達したかまたは障害の状態が重くなったこと等により、加給年金額または加算額の支給を開始したため、年金額を変更しました。

・障害厚生年金 項番1 3級相当支給金額
・  〃    項番2 3級相当支給金額+227,900(加給年金分)
・障害基礎年金 項番1 792,100
・障害基礎年金 項番2 792,100
・配偶者の加給区分 3
・障害等級 2級2号 次回診断書提出年月 平成25年7月

9月10日に年金事務所へ提出し約二ヵ月で(新規裁定請求ではなく額改定請求だったからでしょうか)結果通知がきて安心しました。

まだまだ障害年金裁定申請をして長期間待っている方も多いと思います、年金機構の更なる敏速、的確(周知等も含め)な処理で納得できる年金体制を私たちも意識を持ち提案していきたいと思います。

まろくんさんへ 不明点など詳しく教えていただき、ありがとうございます。また質問があると思いますので今後も宜しくお願いします。
 

丁寧な回答、ありがとうございます。

 投稿者:まさかり  投稿日:2010年11月 6日(土)17時34分15秒
  もともと血圧は高かったのですが、大動脈解離と高血圧症の因果関係は
はっきりしない・・というか当時喫煙もしていれば
術後の医師の見解で、血管の壁が生まれつき弱いとも言われ
解離の発症は不詳・・だったようなので遡及は不該当ですね。
同じ病気で下半身麻痺、命を落とした人もたくさんいる中で
多少の障害は残ったものの、社会復帰できるだけで有難い事だと思わなければ
いけないですね。
教えていただいた事後重症請求をしに近日社会保険事務所へ行こうと
思います。
ありがとうございました。
 

まさかりさんへ(追加事項)

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年11月 6日(土)10時35分44秒
追加事項です。

大動脈解離を合併している高血圧症の場合は、
改定前でも改定後でも、障害厚生年金3級と認定され得るので、こちらも考えて下さい。
降圧剤なしで、おおむね140/90 以上 となっている場合です。
なお、合併疾患のない単純な高血圧症(例えば本態性高血圧症)は認定対象外です。

これであれば、人工血管置換前ではあっても、遡及請求ができると思います。
(改定前の基準では、ただ単に「人工血管置換」だけでは遡及請求・認定が不可だから。)

これは、意外と知られていない基準かもしれません。
(私も先ほど回答したあとで気がつき、追加回答させていただいた次第です。)

心疾患用の障害年金用診断書(様式第120号の6-(1))を用いて、
高血圧症の所見欄に記載してもらって下さい(基準は以下を参照のこと)。

http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T101015T0025.pdf の94~95頁目
(国民年金・厚生年金保険 障害認定基準)

※ こちらの基準(高血圧症による障害)は改定前・改定後も同一内容です。
※ 上記のPDFは改定後の内容です。
_
 

Re:障害年金について

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年11月 6日(土)10時13分33秒
まさかりさん、こんにちは。
障害年金の請求において、職場や学校の健康診断で異常が発見されて
再検査や療養などの指示を受けた場合には、健康診断受診日が初診日となります。
初診証明(受診状況等証明書)も健康診断受診日の日付で検査医から取り、
必ず、健康診断受診時の記録票や再検査記録などを証ひょうとして添付します。

その初診日から1年6か月が経ったときを障害認定日といい、
その障害認定日のときの様態が障害年金での認定基準に該当していれば、
初診日以前の保険料納付要件が満たされていることを前提に、障害年金を受給し得ます。
また、上記の1年6か月までに心臓ペースメーカー・人工弁の挿入・置換がされていれば、
1年6か月を待たずに、挿入・置換を受けた日をもって認定します。

なお、遡及請求がなされるときは、
まさかりさんの場合、障害認定日の時点では現在の改定後の障害認定基準ではなく、
改定前の障害認定基準を適用するので、人工血管への置換のみでは認定を受けられません。
遡及請求が認められるためには、障害認定日において、
改定前の障害認定基準でいう心疾患の認定基準に該当している必要があります。
大動脈解離‥‥という病名ではなく、心疾患の認定基準全体で該当の可否を考えます。
(血圧などは見ず、主として、心電図所見や狭心症所見・ブロック所見によります。)

一方で、現在の状態については、改定後の障害認定基準と照らし合わせると、
事後重症請求として、請求・認定され得ると思います。
大動脈疾患(腹部大動脈解離を起因とするもの)による人工血管への置換、ということで、
改定後の障害認定基準においては、障害厚生年金3級に相当するためです。

したがって、私見ですが、事後重症請求という形で請求を進めるとよいと思われます。
なお、初診日などの他の要件については、先述した遡及請求のときと変わりませんので、
所定の書類を用意していただきたいと思います。

現時点では、改定後の障害認定基準が、以下のサイトに掲載されています。
適宜URLが変更されてしまう仕様になっており、しばらくすると閲覧できなくなります。
お早めに閲覧なさって下さい。

厚生労働省法令等データベース 年金局の新着通知
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/new/tsuchi/newindex.html#tu_12

心疾患の認定基準の新旧対照表
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T101015T0025.pdf
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障害年金について

 投稿者:まさかり  投稿日:2010年11月 5日(金)21時33分19秒
  はじめまして。等級、遡及請求について質問させてください。
私は2003年8月の会社の健診で異常を指摘され、翌月の精密検査の結果、胸部大動脈解離スタンフォードB型・・が発覚。2004年2月に弓部大動脈、4月に下行大動脈をそれぞれ人工血管に置換しました。
術後、軽い労働なら大丈夫との診断で3カ月程で職場復帰いたしました。血圧のコントロールの為降圧剤を服用、年2度のCT検査を続けてきたのですが
今年の3月に上行大動脈解離発症、解離が大動脈弁まで及んでいたため大動脈弁閉鎖不全症も合併し、人工血管と人工弁を置換し現在にいたります。
幸いな事に来月職場復帰できる見込みで、また仕事ができるのでとてもありがたいです。
たださすがに今回の手術で右足に少しの麻痺が出現してしまいました。(足首から下の麻痺で下垂足の診断、装具着用で歩く事はできます。)
そこで質問なのですが・・
今まで人工血管置換では障害厚生年金3級でさえ非該当だったのが、この度11月1日の認定基準改正により3級該当になるようですね。
自分のように5年以上も前に人工血管を入れてる場合にはどのような扱いになるのでしょうか??遡及請求の対象になるのかどうか・・
さらに人工弁を入れなければならなくなったのは大動脈解離が原因と医師が話していたので
すが、そのような場合、等級はどのようになるのか??・・
事務程度の軽労働はできるので認定されたとしても3級だとは思いますが、どうか宜しくお願いします。
ちなみに2003年8月時では厚生年金加入、受給要件は満たしております。
 

特別支給の老齢厚生年金の回答ありがとうございます。

 投稿者:おじさん57メール  投稿日:2010年11月 4日(木)17時49分48秒
  ありがとうございました。
現在は額改定請求(今後も障害の程度が軽くなる事はないと思いますが)中なので、通知後に検討します。
課税/非課税の件もありますので、総合的に判断していかないといけませんね!

[管理者注:以降はプライバシー保護の関係上、投稿内容を編集(削除)しました。]
 

おじさん57さんへ

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年11月 3日(水)16時50分13秒
少し勘違いされているようです。
おじさん57さんがおっしゃっている「障害者特例」が適用されるのは、
本来の「老齢厚生年金」(本来、65歳から支給されるもの)ではなく、
60歳から64歳までを対象にした「特別支給の老齢厚生年金」というもので、
65歳以降の「老齢厚生年金」とは、全くの別物です。
(また、老齢年金の繰上げ受給とも違い、これとも全くの別物です。)

報酬比例部分(65歳以降の「老齢厚生年金」に相当する部分)と
定額部分(65歳以降の「老齢基礎年金」に相当する部分)から成っているのですが、
現在、定額部分は、60歳以降のある年齢(生年月日で決まる)に達するまでは
支給が開始されないしくみになっています。

しかし、障害者特例を受けると、どちらの部分も60歳から支給を受けられます。
このとき、配偶者加給年金の対象となるのなら、こちらも併せて受給できます。

なお、特別支給の老齢厚生年金を受ける間は、
障害基礎年金や障害厚生年金を受けることができなくなります(支給停止)。
65歳以降であれば「障害基礎年金 + 老齢厚生年金」という組み合わせは可能ですが、
「障害基礎年金 + 特別支給の老齢厚生年金」という組み合わせはできないわけです。

おじさん57さんの場合には、障害厚生年金(3級)の額改定請求を済ませており、
障害の程度から考えても、おそらく、確実に2級に上がるものと思います。
とすると、「障害基礎年金 + 障害厚生年金」という組み合わせに変わり、
2級以上であれば、こちらに配偶者加給年金が付くことになります。
(金額的には「特別支給の老齢厚生年金」のときと同じ。)

配偶者が65歳に達すれば、その加給分は、特別支給の老齢厚生年金のときと同じく、
配偶者本人に振り替えられる(振替加算)ことになるので、デメリットもありません。

つまり、「特別支給の老齢厚生年金」を選択したとしても、
せっかくの障害厚生年金が支給停止になってしまうのですから、意味がありません。

ということで、「特別支給の老齢厚生年金」のことを考えるのは、
障害厚生年金の額改定で付く配偶者加給年金を見てからでも、遅くないと思います。
また、おじさん57さんの障害の重さから考えても、
障害厚生年金の「更新」時には、障害軽快による「支給停止」には至らないと思いますし、
障害年金として受け取るかぎりは、加給分を含めて「全額非課税」なので、
そういう意味でもメリットがあると思います。
(障害年金と遺族年金以外[つまりは老齢年金]は、加給分も含めて「課税」されます。)
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障害者特例の老齢厚生年金の加給年金

 投稿者:おじさん57メール  投稿日:2010年11月 3日(水)11時54分52秒
  いつも分かりやすい回答をいただきありがとうございます。もうすぐ60才になり年金を頼りにするためにお願い致します。

「障害者特例の老齢厚生年金」下記の要件がありました。
【受給要件】
1.昭和36年4月1日以前生まれの男性、又は昭和41年4月1日以前生まれの女性
2.過去に12ヶ月以上厚生年金に加入
3.現在は厚生年金に加入していない
4.年金保険料の納付月数と免除月数の合算月数が300ヶ月(25年)以上有り
5.障害等級3級以上に該当
6.障害者特例の老齢厚生年金を請求

この時「加給年金」と「特別加算」について(障害等級1~3級該当と仮定)2つの質問です。
・本人(おじさん57)
 昭和27年7月生まれ 58才
 厚生年金期間400月 国民年金期間45月 現在、収入なし
 障害厚生年金3級受給中(平成22年9月額改定請求書を提出済み)

・配偶者:昭和33年4月生まれ 52才
 厚生年金期間24月 国民年金期間24月 第3号被保険者期間324月 収入なし

支給要件に該当していると思いますが
①このまま二人とも収入が0円、本人が60才の時に障害等級に該当していると仮定して申請後に配偶者が65才になるまで加給年金227,900円は加算されますか。
②「老齢厚生年金を受けている方の生年月日に応じて、配偶者の加給年金額に33,600円~168,100円が特別加算されます」
と年金機構パンフレットにありましたが障害者特例で申請しても配偶者が65才になるまで特別加算はあるのでしょうか。あった場合の加算額はどの位なのでしょうか。

以上ですが不足項目等がありましたら追加します。
宜しくお願いします。

■おしえてgooの回答で受給権には「基本権」と「支分権」は分かりやすい説明で納得しました、申請された方も含め、とても大事な項目ですね。
 

事後重症での障害年金の裁定請求について

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年10月31日(日)21時19分26秒
雀さん、はじめまして。
事後重症での障害年金の裁定請求に関する件ですね。

事後「重傷」ではなく、事後「重症」です。
さらに、「申請」ではなく「裁定請求」です。
全く違った意味になってしまいますので、正しく用いて下さい。

病歴状況申立書(国民年金用)では、初診日以降の病歴を記してゆきます。
障害認定日時点の障害状態が認定に関係する・しないとは関係なく、あくまでも「初診日以降、いままでの経過を追ってゆく」という目的の書類です。
したがって、役所の認識は誤りです。削除されるべきものではありません。

削除されてしまうと、認定そのものにも影響します。
病歴の経過上「その後に悪化した」「その後に日常生活上の工夫などが求められるような状態に至った」ということを、申立書の中で詳細に示せなくなってしまうからです。

障害認定日後3か月以内の受診歴がない場合にはそのときの診断書が取れませんから、認定(裁定)上は、確かに事後重症請求のみとなります。
すなわち、請求日(窓口提出日)前3か月以内の受診時の現症(そのときの障害の状態)のみで認定(裁定)をしてゆきます。
ですから、医学的な状態だけを見れば良い、というのでしたら、役所の言い分ももっともなことではあります。

しかし、障害年金というのは、医学的な状態だけを見て決まるのではありません。
発病(初診日)してからの経過や病歴、日常生活上の困難度などを追っていって、総合的に認定する性質も持っています。
ですから、参考資料としての病歴状況申立書については、先述したとおり、初診日以降請求日までの状態が示される必要があります。

以上のことをかんがみて、削除前の状態に戻して提出すべきでした。
まだ間に合うのであれば、取り戻して修正するべきだと思いますが‥‥。

提出してしまってからでは遅いので、このようなことがあったときには、即座に提出するべきではなかったと思います。
また、提出する前(書類をすべて用意できたとき・申立書を書き上げたとき)には、その内容のいかんを問わず、すべての提出書類について自分用にコピーを取っておくべきです(このことは鉄則と言ってもよいでしょう。その後の照会時、更新時[受給決定後、一定年数ごとに障害状況確認届(診断書)を提出して更新することが求められる]にたいへん役に立ちます。)。
家族に提出をまかせる、というのは、正直、失敗の原因を作ってしまいますよ。
 

事後重傷での申請について

 投稿者:  投稿日:2010年10月31日(日)15時16分35秒
  はじめまして。
障害基礎年金を申請している者ですが、相談させてください。
現在外出できない状態であるため、家族に書類を提出に行ってもらいました。
認定日近くに通院歴が無かったので事後重傷で提出となり、『病歴状況申立書』の裏面上半分にある『就労・日常生活状況等/1 障害認定日頃の状態を記入してください』の部分は必要ないということで、記入していた内容を全て削除されたそうです。
役所の方からは「認定日と同じ内容だから」と言われたそうですが、その部分には外出した際や、対策の取られていない屋内で困った事を中心に書いていました。
「現在の状態」は外出できない為、自分の体に合わせて工夫した室内での生活を中心に記入したので、外出の際や普通の家で不便に感じる事等は記入していませんでした。

障害認定日頃の状況は等級を決める上で関係ないのでしょうか?
マイナーな病気で専門医もほとんど居ないため、なるべく具体例を出して書かないと理解してもらい難いと聞いていたので、心配です。
ご多忙とは思いますが、よろしくお願いいたします。
 

ありがとうございます

 投稿者:ゆず  投稿日:2010年10月21日(木)23時49分22秒
  いつも 丁寧な解説をしていただき、ありがとうございます。

自分では、どこをどう見ていいのかわからないんです。

年金の請求手続きも、解説書はついているのですが… こまったものです。

取引先の金融機関から、「申請手続きのお手伝いをします」と お電話をいただいたので行ってきました。
その際に、「特別障害給付金」をいただいていましたが、もらえなくなりました と申しましたら「その証書と、受給資格がなくなった通知書も年金事務所にもっていくように言われました。
うっかりするところでした。
企業年金も、たとえ数ヶ月でも入っていたのなら問い合わせてごらんなさいと言われました。
教えていただいた電話番号を書いた書類が 入れ忘れたらしくて なかったので、インターネットで検索してみました。

  http://www.pfa.or.jp/otoiawase/service/index.html

電話は込み合っていてなかなか繋がらないようです。
そのホームページから企業年金記録を確認できるサービスがありました。
同時に請求書を送ってもらえるようにしました。
便利なんですね。

特例のほうも教えていただきました。
「3級にあたれば もらえるかもしれないから、請求してみたほうがいいわよ。
 手続きの時に、一緒に提出したほうがいいから届出の用紙と診断書を送ってもらえるように電話してごらんなさい」と言われたので、送ってもらえるように電話しておきました。

わたしの場合は、右肘に人工関節が入っています。手術から20年以上たっていますのでずれてきてほとんど使えません。もう 再手術も骨がもろくなっているので無理だと言われました。
それと左肩の運動制限、左手首はほとんど動きません。
左膝関節は90度しか曲がりません。左足首にも運動制限があります。
その他、手指、足指にも変形はあります。
障害者手帳はそれらの障害を併せて2級をいただきました。

年金の場合は審査が厳しいのですね。
診断書が届いたら、かかりつけの医師に「3級にあてはまりそうかを 伺ってから書いていただこうと思います。
診断書の料金も高いですから。

請求が通ったら、また書かせていただきます。

こちらで 聞いていただけると ホッとします。
 

ゆずさんへ

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年10月17日(日)19時33分50秒
ゆずさん、こんにちは。

ご質問の件ですが、以下の障害認定基準から考えてみると、
3級だと認められることも相当に厳しいのではないか、と思います。

少なくとも、3大関節中2関節以上に異常が見られなければなりません。

上肢と下肢のそれぞれに異常がある場合には、
それぞれを、まず単独で該当・不該当を見た上で、
次に足し合わせ(併合)を行なってゆきますが、
その「併合」をもってしても、3級以上に該当するとは限りませんし、
上肢と下肢のそれぞれに以下の異常が見られないときは、
当然ながら、併合したとしてもアウトです。

要するに、身体障害者手帳と比較すると、実に認定基準が厳しくなっています。

このようなことを考えに入れた上で、
特別支給の老齢厚生年金の障害者特例を考えてゆくとよいと思います。
ですが、正直申しあげて、認められる可能性は少ないものと思われます。

一方、身体障害者手帳のほうですが、
以下にお示しするように、障害名によっては再認定があり得ますので、
その点は頭に入れておいたほうがよいと思います。
なお、通常、再認定を要するときは随時お知らせがあります。
また、過去にそのようなお知らせが1度も届かなかったからといって、
今後も引き続きそのようになる、とは限りません。
再認定に関する取り扱い方法が都道府県に任されているためです。
都道府県の考え方が変わればいつでも再認定がありえるので、
その結果として取り消しになる、ということは十分に考えられます。

いずれにしても、いままでとくらべて確実に障害が軽減されているのだ、
という事実を、より素直に受け止められたほうが良いのではありませんか?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 2級(障害年金、障害者特例) 】

● 一上肢の機能全廃
 一上肢の3大関節(肩関節・肘関節・手関節)のうち、
 2関節以上が以下の状態のいずれかに該当すること

1 不良肢位で強直
2 関節の最大他動可動域が健側の他動可動域の2分の1以下で、
  かつ、筋力が半減以下
 (注:他人から力を加えられたときに動かせる関節可動域を見る。
 健側とは障害が軽い側をいう。)
3 筋力が著減か消失

1関節以上に人工関節・人工骨頭を挿入・置換したものは、3級と認定。

● 一下肢の機能全廃
 一下肢の3大関節(股関節・膝関節・足関節)のうち、2関節以上が
 以下の状態のいずれかに該当すること

1 不良肢位で強直
2 関節の最大他動可動域が健側の他動可動域の2分の1以下で、
  かつ、筋力が半減以下
3 筋力が著減か消失

1関節以上に人工関節・人工骨頭を挿入・置換したものは、3級と認定。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 3級(障害年金、障害者特例) 】

● 一上肢の3大関節のうち、2関節以上の廃用
● 一下肢の3大関節のうち、2関節以上の廃用

廃用 ‥‥ 関節の自動可動域が健側の自動可動域の2分の1以下
(注:自分自身で動かせる関節可動域を見る。)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 特別支給の老齢厚生年金と障害者特例 】

http://www.sia.go.jp/infom/text/kounen07.pdf の 9ページ目

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 身体障害者手帳について 】

身体障害者手帳は、障害年金や障害者特例とはまったく関係しない。

いったん手帳を取得したら、通常、取り消しになることはない。
但し、以下の通達を根拠として、都道府県によっては再認定を実施するので、
再認定がある場合には、取り消しになることは十分あり得る。

身体障害者障害程度の再認定の取り扱いについて(抄)
(平成12年3月31日/障第276号/厚生省大臣官房障害保健福祉部長通知)

1 身体障害者手帳の交付を受ける者については、その障害が身体障害者福祉法
 別表に掲げるものに該当すると都道府県知事が認めたときに手帳を交付されて
 いるところであるが、手帳の交付を受ける者の障害の状態が永続的に法別表に
 定める程度に該当すると認定できる場合には、再認定は、原則として要しない
 ものであること。

2 手帳の交付を受ける者の障害の状態が、更生医療の適用、機能回復訓練等に
 よって軽減する等の変化が予想される場合には再認定を実施すること。

(3)再認定を必要とする者に対しては、診査を実施する月のおおむね1か月前
 までに診査を受けるべき時期等を通知すること。
(4)診査を行なった結果、障害程度に変化が認められた場合には、身体障害者
 福祉法施行令第10条第3項に基づき、手帳の再交付を行うこと。
 また、法別表の障害程度に該当しないと認めた場合には、法第16条第2項に
 基づき、手帳の交付を受けた者に対し手帳の返還を命ずること。

法別表に該当する障害の状態が、更生医療の適用等により変化すると予想される
疾患の一部を示せば、おおむね次のとおりであること。

(1)視覚障害関係

 ア 前眼部障害
    パンヌス、角膜白斑
 イ 中間透光体障害
    白内障
 ウ 眼底障害
    高度近視、緑内障、網膜色素変性、糖尿病網膜症、黄斑変性

(2)聴覚又は平衡機能の障害関係

 ア 伝音性難聴
    耳硬化症、外耳道閉鎖症、慢性中耳炎
 イ 混合性難聴
    慢性中耳炎
 ウ 脊髄小脳変性症

(3)音声機能、言語機能又はそしゃく機能の障害関係
  唇顎口蓋裂後遺症、多発性硬化症、重症筋無力症

(4)肢体不自由関係

 ア 関節運動範囲の障害
    慢性関節リウマチ、結核性関節炎、拘縮、変形性関節症、骨折後遺症に
    よる関節運動制限
 イ 変形又は骨支持性の障害
    長管骨仮関節、変形治癒骨折
 ウ 脳あるいは脊髄等に原因を有する麻痺性疾患で後天的なもの
    後縦靱帯骨化症、多発性硬化症、パーキンソン病

(5)内部障害関係

 ア 心臓機能障害関係
    心筋症
 イ じん臓機能障害関係
    腎硬化症
 ウ 呼吸器機能障害関係
    肺線維症
 エ ぼうこう直腸機能障害関係
    クローン病
 オ 小腸機能障害関係
    クローン病

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 

Re:特別障害給付金の件

 投稿者:ゆずメール  投稿日:2010年10月16日(土)02時02分56秒
  お忙しい中、ご丁寧に回答してくださいまして本当にありがとうございます。

症状が回復してきたのですから、良いことなのだと受け止めます。
わたしより症状の重い方でも、なかなか認めていただけない方々もいらっしゃるのですから。
もやもやとすっきりしない思いを聴いてもらい、キチンと説明して欲しかったのだと思います。
ありがとうございました。

今度は、違う心配がでてきてしまいました。
わたしは、今月60歳の誕生日を迎えたので、年金の請求手続きをすれば、『特別支給の老齢厚生年金』の〔報酬比例部分〕を受け取れることになります。厚生年金は3年ちょっとしか加入していませんので、いただける年金額はわずかなのですが、障害を持っている場合は〔定額部分〕も特例によっていただけるそうです。
わたしの場合は、2級は無理なようですが、3級程度と認められれば、この特例に当てはまると思われますので、請求してみようと思ってはいます。
それも認められなければ、あきらめるつもりですが…

心配になってきたのは現在いただいている障害手帳(1種2級)なのですが、これが取り消しになるようなことがあるのでしょうか?
いままで、一度も変更されたことはありません。
この手帳と医療証があるおかげで、現在の治療を受けることができますので、わたしにとっては命綱です。
手帳に影響があるくらいなら、〔定額部分〕は請求せずに、3年間待ちます。
ちまちまと 細かいことで お忙しいお手を煩わせて 申し訳ございません。
 

ゆずさんへ(特別障害給付金の件)

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年10月13日(水)21時13分22秒
ゆずさんへ。

お待たせしました。
以下、ご質問をいただいた件の「まとめの回答」です。

既にお示ししたとおり、不服審査請求そのものは可能です。
まず、年金事務所を通じて、地方厚生局にいる社会保険審査官に申し立てます。
これが「60日以内の審査請求うんぬん」と言われている部分です。
そして、ここでの審査結果にもなお不満がある場合、
または、社会保険審査官からの審査の結果が
申し立ててから60日以内に出ないとき(棄却扱いになります)は、
さらに上位機関である、厚生労働省の社会保険審査会に対して申し立てることができます。
そして、それでも不服があるときは、最終的に裁判に訴えることができます。

以上を法令の条文でお示ししたのが http://12.teacup.com/yhx01345/bbs/860 です。

特別障害給付金の障害認定基準は、国民年金・厚生年金保険障害認定基準に基づき、
障害基礎年金の1級・2級の障害認定基準と同じものを使っています。
具体的な内容については、http://maroon.typepad.com/my_blog/2010/03/09_01.html
参照して下さい。

ただ、障害状況確認届(診断書付き現況届)の提出の結果、
障害の状態が軽減したと認定されると、
特別障害給付金の場合はそこで受給権が消滅し、復活することはありません。
再び2級以上の状態に悪化したときに再度の請求をして認められないかぎり、
2度と支給されません。

受給資格消滅は、あくまでも医師の診断書に基づいた正当な診査の結果ですし、
現に、症状や疼痛の軽減が見られている以上、障害認定基準に照らしても妥当な結果で、
仮に不服を申し立てたとしても、直ちに認められるわけではありません。
というよりも、障害の状態が明らかに軽減されているので、
棄却されるのが関の山だと思います。
疼痛の程度や、ROM(関節可動域)やMMT(徒手筋力)だけで見ているのではなく、
治療過程や、それによる全体的な症状の改善・軽減もきちんと見ていますから、
ご自分ではどんなにつらく感じているとしても、認定上はいたしかたない結果となります。

以上のことから、実は、正直申しあげて、なすべきものはありません。
支給が絶たれた、という現実を受け止めるしかないのではないか、と思います。

肢体不自由の場合は、特別障害給付金に限らず、このような結果がよく起こります。
例えば、治療や手術の結果として障害の状態が軽減すれば、
等級が下がったり不支給になったりします。
現在の障害認定基準上、どうにもしかたのないことです。

障害認定基準は何度か改正を繰り返してきていますが、専門医の意見ばかりが重視され、
障害を持ちながら暮らしている者の生活の実態が反映されていません。
ちなみに、http://12.teacup.com/yhx01345/bbs/861 でお示ししているように、
この11月から一部改正されることになっています。

いずれにしても、こういうところに問題の最大の根っこがあるのだと思います。
なかなか納得がゆかないとは思いますが、結果は、受け入れるしかないでしょう。

ご満足のゆくようなお答えができず、たいへん申し訳ありません。
_
 

国民年金・厚生年金保険障害認定基準の一部改正について(決定)

 投稿者:まろくん  投稿日:2010年10月13日(水)16時07分35秒
国民年金・厚生年金保険障害認定基準の一部改正について
先日 http://12.teacup.com/yhx01345/bbs/846 でお伝えしてあるところですが、
9月21日まで行なわれていたパブリックコメント(意見公募)の結果がまとまり、
これを受けて、一部修正を経て、10月13日に新基準が決定・発表されました。

詳しくは、以下をごらん下さい。
以下のURLにあるPDFファイルに、寄せられたパブリックコメントの概要とともに、
厚生労働省としての見解と、一部修正内容が示されています。

結果発表・決定
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495100179&Mode=2

改正内容そのものは、当初の意見公募時のURL(以下のとおり)にあります。
上述のURLと併せて、一部修正内容を反映させた上でご活用いただけければと思います。

改正内容
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495100179&Mode=0

なお、国民年金・厚生年金保険障害認定基準の全文(現行のもの)については、
以下のURL(私のデータベースブログ)をご参照下さい。
PDFファイルとして、すべての障害について全文を用意してあります。
また、特別障害給付金における障害認定も、この基準によりますのでご注意下さい。

国民年金・厚生年金保険障害認定基準(障害年金)
http://maroon.typepad.com/my_blog/2010/03/09_01.html

精神の障害用の診断書の作成医について(障害年金)
http://maroon.typepad.com/my_blog/2010/08/31_01.html

ポストポリオ[ポリオ後症候群]の認定について(障害年金)
http://maroon.typepad.com/my_blog/2010/08/31_02.html

一方、身体障害者手帳などにおける障害認定基準は、
上記の障害年金における障害認定基準とはまったく別の物となっていますので、
くれぐれもお間違いのないようにお願いします(相互の関連も連動性もありません。)。
以下のURLに、基準の全文(PDFファイル)を載せてあります。

身体障害者手帳における障害認定基準
http://maroon.typepad.com/my_blog/2010/03/13_01.html

精神障害者保健福祉手帳における障害認定基準
http://maroon.typepad.com/my_blog/2010/03/16_01.html
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